現代の父親の食生活、家族で育む「食」

  • 調査期間
  • 2006/11/22~2006/12/07
  • 調査対象
  • 首都圏20Km~50Kmのドーナツ圏に居住する子供を持つ30歳~49歳の男性 400人
  • 調査方法
  • 郵送法

調査結果の概要

東京近郊に住む30代~40代の父親を対象に行った「食」意識調査によると、毎日家で朝ごはんを食べるお父さんは49.3%と半数を占めた。朝ごはんのメニュートップ3は「パン」「卵料理」「ごはん」。家庭の食事で好きな料理・おかずでは「カレーライス」が圧倒的に人気、これに「なべ物」「焼き魚」が続く。家族と一緒にご飯を食べるように努力している父親は6割(59.5%)で、40代54.0%より30代65.0%の父親のほうが努力しており、子供の学齢別に見ると<子供が小学生+中学生>の家庭68.2%で高く、<子供が中学生以上だけ>41.1%になるとかなり低下する。家庭の食生活で参加している事で最も多かったのは「食品の買い物」53.5%。食について感心がある事では「美味しい食品・店」「身体に良い食べ物」「安全性」などが上位に挙げられた。食べ物や食事について、子供に教えてきた事は「食べ物を粗末にしない」73.0%や「いただきます、ごちそうさま、と言う」68.8%、「好き嫌いをしない」60.0%など食べ物の大切さや挨拶に関する項目が多かった。子供の世代にとって望ましいと思う食の環境については「無添加、無農薬など安全性が高く健康的」な食環境を望む父親が圧倒的多数であった。

調査結果

週に家で朝ごはんを食べる回数(全体) (単位:%)
※家で「食べない」理由としては“起きるのが遅い”41.9%と“食欲がない”36.9%が多い
朝ごはんのメニュー(朝ごはんを食べる父親) (単位:%)
家庭の食事で好きな料理・おかず(全体)
順位回答
1カレーライス86
2なべ物68
焼き魚68
4刺身66
5餃子56
家族と一緒にご飯を食べるように努力している父親の割合(「とても努力している」+「まあ努力している」の割合) (単位:%)
家庭の食生活で参加している事(全体) (単位:%)
食について関心がある事(全体) (単位:%)
食べ物や食事について、子供に教えてきた事(全体) (単位:%)
子供の世代にとって望ましいと思う食の環境(全体)
順位回答
1無添加、無農薬など安全性が高く健康的141
2食料自給率の向上や自然保護等により、食糧に困らない68
3好き嫌いがなく、1日3回のバランスのとれた食事を摂る38
4家族全員が揃って家庭料理を食べる36
5食べ物を大切にして作った人へ感謝の気持ちを持つ事ができる34
調査実施先:農林中央金庫