調査結果の概要
“生活者のスポーツ生活実態”と題して、一般消費者のスポーツに対する欲求・生活実態について調査した。最近1年間で何らかのスポーツをした人〈Play(実施)〉は76.9%。ここ8年間(1998年~2006年)では〈watch(視聴)・Go(観戦)〉が減少する一方、〈Play(実施)〉志向の生活者が増えている。スポーツに関して今後、高めていきたい・増やしたい事は「回数・頻度」65.7%、スポーツを通じて満たしたい欲求は「感動欲:感動エンタテインメントを楽しむ、ハラハラどきどき、涙したい」76.1%が各々最も多かった。実際に自分がスポーツをする際には「気軽に参加できること」61.8%、「仲間や家族との楽しい時間を過ごすこと」60.1%などが重視されており、“鍛練”や“勝負”をイメージさせる項目は概ね数値が低い。各種スポーツを一ヶ月あたりどれ位の回数・頻度で行っているか?を見ると、「ヨガ・エアロビ」「陸上・ジョギング」が1、2位を占めた。全体的に人気のスポーツは、誰にでもすぐに始められる、費用もあまりかからない、健康に良い等がポイントと言えそう。反対に、「ゴルフ」や「スキー・スノーボード」などは、実際の実施回数が少なくとも、用具やプレイ費用が嵩むために実施費用が高めとなってしまうようだ。
調査結果
- 5.一ヶ月の実施回数(平均)が多いスポーツ(単位:回/月)
1 ヨガ・エアロビクス 4.6 2 陸上・ジョギング 4.52 3 水泳 2.95 4 野球 2.42 5 テニス 2.34 6 サッカー 2.23 - 6.費用がかかるスポーツ(単位:円/月)
1 ゴルフ 16,744 2 スキー・スノーボード 16,434 3 山登り・ハイキング 6,922 4 ヨガ・エアロビクス 5,928 5 水泳 4,454 6 野球 3,877 - ※
設問3、4については〈ライフスタイルイノベーション調査〉
調査時期:2006年3月
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の15歳~69歳の男女2,621人(男性1,309人、女性1,312人)
設問2.5.6については〈博報堂生活総合研究所 Hill Net調査〉
調査時期:2006年11月
調査方法:郵送留め置き調査
調査対象:首都圏の男女(Hill Net登録者)361人
設問1は博報堂のオリジナル調査データ〈HABIT2006〉の結果を利用
調査実施先:(株)博報堂