世論調査「自然の保護と利用」

  • 調査期間
  • 2006/06/22~2006/07/02
  • 調査対象
  • 全国の20歳以上の男女 1,834人
  • 調査方法
  • 面接聴取法

調査結果の概要

自然の保護と利用に関する意識調査を行った。その結果、自然に「感心がある(「非常にある」+「どちらかと言えばある」)」とする者の割合は85.7%に上り、性別ではあまり差はない(男性85.2%、女性86.2%)。今よりももっと自然と触れ合う機会を増やしたいと「思う(「大いに増やしたいと思う」+「もう少し増やしたいと思う」)」とする者は72.7%、男性は72.8%、女性は72.7%と殆ど差はなかった。この1年くらいの間に自然の多い所へ出かけた目的で最も多かったのは「海や山の美しい自然の風景を楽しむため」40.0%だった。自然保護についてどのように考えているのだろうか?僅かに「人間が生活していくために最も重要」48.3%(男性44.1%<女性52.0%)が「人間社会との調和を図りながら進めていく」46.7%(男性51.4%>女性42.4%)を上回った。絶滅のおそれのある野生生物の保護対策で最も割合が高い回答は「保護地域の指定、生息地の開発等の規制」59.9%。日本の生態系や自然環境保護のための外来生物の駆除については「有害な外来生物は駆除した方が良い」との回答割合が73.3%(男性71.0%、女性75.5%)を占めた。市民による自然保護活動への参加意向を見ると、「参加したい(「ぜひ参加したい」+「できれば参加したい」)とする者が71.0%(男性71.9%、女性70.2%)で、具体的な活動では「河原や公園、海辺のゴミ拾い等美化清掃活動」64.5%を挙げた者が一番多かった。

調査結果

自然への関心 (単位:%)
自然と触れ合う機会をもっと増やしたいと思いますか? (単位:%)
この1年くらいの間にレクリエーション等で、自然の多い所へ出かけた事がありますか?~出かけた目的(総数) (単位:%)
自然保護についての意識 (単位:%)
絶滅のおそれのある野生生物(※1)の保護対策(総数) (単位:%)
※1 イリオモテヤマネコ、シマフクロウetc
外来生物の駆除(※2)についての意識 (単位:%)
※2 近年、マングースやブラックバスなど、元来その地域にいなかったのに、他の地域から持ち込まれた外来生物により、希少な野生生物が食べられたり、人へ危害を加える等地域の生態系や自然環境に影響を与えるという問題が各地で見られる。
自然保護活動への参加意向 (単位:%)
参加したい自然保護活動(「参加したい」とする者) (単位:%)
調査実施先:内閣府