世論調査「社会意識」(1)

  • 調査期間
  • 2006/01/26~2006/03/21
  • 調査対象
  • 全国の20歳以上の男女5,071人
  • 調査方法
  • 面接聴取法

調査結果の概要

全国の20歳以上の男女を対象に、社会意識について調査した。まず、国民は“国や社会の事にもっと目をむけるべき”か“個人生活の充実をもっと重視すべき”か?に対して、およそ半数が「国や社会の事にもっと目をむけるべきだ」49.1%と回答した。現在の世相をひとことで言うと…明るいイメージでは「平和である」51.9%、一方、暗いイメージでは「無責任の風潮が強い」55.6%が各々最も多い。全般的に見て、国の政策に国民の考えや意見がどの程度反映されていると思うか?と尋ねると、「反映されていない(「あまり反映されていない」53.1%+「殆んど反映されていない」18.1%)」とする物の割合が71.2%に達する。日本の国や国民について、誇りに思う事を挙げてもらうと「長い歴史と伝統」42.4%、「美しい自然」41.0%、「優れた文化や芸術」40.4%などが上位に上がった。他の人と比べて、国を愛する気持ちは強い方だと思うか?と聞いたところ、「強い(「非常に強い」15.1%+「どちらかと言えば強い」35.90%)」とする物の割合が51.0%と半数を占めたが、「どちらとも言えない(わからない)」とする者も38.9%と多い。そのような中で、今後、国民の間に国を愛する気持ちを育てる必要があると思うか?を聞いた結果、8割の者が「そう思う」と回答した。現在の日本の状況について尋ねたところ、良い方向に向かっていると思う分野は「医療・福祉」23.1%、悪い方向に向かっていると思う分野は「治安」38.3%が各々1位に挙げられている(2へ)。

調査結果

(※)社会志向か個人志向か?(今回調査) (単位:%)
※国民は“国や社会の事にもっと目をむけるべき”か“個人生活の充実をもっと重視すべき”か?
現在の世相上位3位(今回調査)
〈明るいイメージ〉 (単位:%)
現在の世相上位3位(今回調査)
〈暗いイメージ〉 (単位:%)
国の政策への民意の反映程度(今回調査) (単位:%)
日本の誇り(今回調査) (単位:%)
国を愛する気持ちの程度(今回調査) (単位:%)
国を愛する気持ちを育てる必要性(今回調査) (単位:%)
現在の日本の状況について、良い方向に向かっていると思うもの、悪い方向に向かっていると思うもの(今回調査) (単位:%)
良い方向に向かっていると思うもの悪い方向に向かっていると思うもの
1医療・福祉23.1治安38.2
2科学技術17.9国の財政33.2
3通信・運輸16.9外交31.3
4景気16.9雇用・労働条件28.9
5国際化12.8自然環境26.1
調査実施先:内閣府