生活意識に関するアンケート調査(第27回) |
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調査結果の概要
全国の満20歳以上の男女を対象に生活意識についてアンケート調査を実施した。前回6月の数値と比べると・・・1年前と比較した現在の景況感は「良くなった」が減少し、「悪くなった」が微増。また、1年後の景況感では「良くなる」「悪くなる」ともに減少し、「変わらない」が3.4ポイント増えた。景気判断の根拠について最も多かった回答は「自分や家族の収入の状況から」60.1%だった。現在の暮らし向きは「ゆとりがなくなったきた」が増加する一方、「ゆとりが出てきた」との回答は幾分減少した。1年前と比べた現在の収入についても、その実績は悪化している(「減った」が6月では39.6% 今回9月では45.0%へと増加)。他方、支出の増減では「増えた」との回答が増加し、「減った」が若干減少している。勤労者の勤め先での雇用・処遇についての不安に関しては「かなり感じる」「少し感じる」との回答ともに前回並みの数値となった。日本銀行に対する関心や認知度等について尋ねると、“日本銀行の活動に日頃から関心がある”との回答は増加して3割となったほか、“日本銀行は私達の生活に関係がある”との回答も増えて7割台半ばとなった。しかし、“日本銀行を信頼していない”とする回答が前回6月の9.1%から16.4%へと急増した。この結果については、“出資問題が多少影響している可能性も考えられる”としている(本調査は、福井利彦総裁に対する村上ファンド出資問題の発覚後、初めての実施)。