家庭における鍋料理のトレンド調査 |
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調査結果の概要
昨秋冬(2005年9月~2006年2月の6ヶ月間)の一般家庭における鍋料理の実施率について調べたところ、実施率が高い鍋料理は、1位「おでん」、2位「すき焼き」、3位「寄せ鍋」であった。当該期間の一般家庭における鍋料理の平均実施回数は「20.8回」。1ヶ月間に平均「3.5回」、何らかの鍋料理が食卓に登場している。エリア別では、東京圏の「19.1回」に対して大阪圏は「22.6回」と“3.5回”の差が出ている。鍋料理の実施回数をメニュー別に見ると、全体のトップは「水炊き」(3.8回)、東京圏は「おでん」(3.3回)、大阪圏は「水炊き」(4.6回)が各々トップ。実施回数トップの「水炊き」について、その実施理由では「簡単に出来るから」86%と「寒かったから」83%が多かった。よく使う「水炊き」の具材のうち、東京と大阪で使用について差が大きかったものを見てみると、最も大きな差があったのは、「豚肉」(東京圏29.6%、大阪圏70.0%)で、40ポイントの差があった。最後に、外食店での鍋料理の傾向を調べた(株)ミツカンナカノスの調査によると・・・これから食べたい日本の鍋料理トップ3は「すき焼き」43.5%、「かにすき」38.7%、「おでん」38.4%。健康に良さそうだと思う日本の鍋料理では「豆乳鍋」61.6%、「水炊き」49.2%、「すっぽん鍋」42.9%などが上位に。また、話題になっている珍しい鍋料理“流行鍋”への志向については86.8%もの人が「食べてみたい」と回答している。
調査結果
- 鍋料理の実施率トップ3 (単位:%)
- 鍋料理の食卓登場回数(2005年9月~2006年2月の6ヶ月間) (単位:回) (単位:%)
- 鍋メニュー別実施回数(2005年9月~2006年2月の6ヶ月間) (単位:回)
鍋メニュー 全 体 東京圏 大阪圏 水炊き 3.8 3 4.6 おでん 3.3 3.3 3.4 寄せ鍋 3 2.7 3.4 湯豆腐 2.6 2.4 2.8 - 家庭で「水炊き」を作る理由(n=366) (単位:%)
- 「水炊き」の具材 東西比較(※東京と大阪で使用について差が大きかった具材) (単位:%)
東京圏 大阪圏 その差 豚肉 29.6 70 40.4 春菊(菊菜) 40.1 69.3 29.2 春雨・くずきり 39.3 65.8 26.5 カニ・エビ 25.5 50.4 24.9 長ねぎ 93.5 77.6 15.9