世論調査「自衛隊・防衛問題」

  • 調査期間
  • 2006/02/16~2006/02/26
  • 調査対象
  • 全国の20歳以上の男女1,657人
  • 調査方法
  • 面接聴取法

調査結果の概要

1969年度(昭和44年度)以来、3年おきに実施している標記の調査。今回も全国の20歳以上の者を対象に行った結果、自衛隊や防衛問題に対して「関心がある(非常に:15.4%+ある程度:52.0%)」とする者の割合は67.4%、性別に見ると「関心がある」は男性で、「関心がない」は女性でそれぞれ高くなっている。自衛隊に対する全般的な印象を聞くと、「良い(「良い印象を持っている」37.9%+「悪い印象は持っていない」47.0%)」とする者の割合が84.9%を占めた。自衛隊の存在理由は何だと思うか?最も割合が高かったのは「災害派遣」75.3%で、これに「国の安全の確保(外国からの侵略防止)」69.4%が続いた。今後、もし身近にいる人が自衛隊員になりたいと言った際の賛否を問うと、「賛成する(「どちらかと言えば賛成する」26.9%を含む)」とする者の割合は51.8%、「反対する(「本人に任せるがどちらかと言えば反対する」27.3%を含む)」は36.9%、性別で見ると「賛成」は男性で、「反対」とする者の割合は女性で、それぞれ高い。もし日本が外国から侵略された場合、どうするか?最も割合が高かった回答は「何らかの方法で自衛隊を支援する」で53.5%、性別では「武力によらない抵抗する」が女性(21.6%)で多かった。国を守るという気持ちを教育の場で取り上げる必要があるか?の回答を見ると、「教育の場で取り上げる必要がある」65.7%の割合が前回(2003年1月)調査より10ポイントも上昇。現在の世界情勢から考えて日本が戦争に巻き込まれる危険があるか?と聞いてみると、前回調査と比較して「危険がない事はない」(36.8%→32.6%)が定価、「危険はない」(11.1%→16.5%)が上昇している。日本の平和と安全の面から関心を持っている事のトップは「朝鮮半島情勢」63.7%であった。

調査結果

自衛隊や防衛問題に対する関心 (単位:%)
自衛隊に対する印象 (単位:%)
自衛隊が存在する目的(今回調査) (単位:%)
身近な人が自衛隊員になる事への賛否 (単位:%)
外国から侵略された場合の態度 (単位:%)
国を守るという気持ちの教育の必要性 (単位:%)
日本が戦争に巻き込まれる危険性 (単位:%)
日本の平和と安全の面から関心を持っている事(総数) (単位:%)
調査実施先:内閣府