2006年版団塊世代の葬儀観調査 |
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調査結果の概要
団塊世代の男性を対象に2004年から毎年実施している“団塊世代の葬儀観”調査の第3弾。今回は設問の一部を親の葬儀経験者と未経験者とに分けて聞き、その意識の違いを探った。親の葬儀の規模を見ると、経験者の8割が「従来型の一般的な葬儀」81.3%を執り行っているが、未経験者で「家族、親兄弟、親族、友人、近所、会社関係が参列する従来型の一般的な葬儀」を行いたいと回答した人は28.6%と、経験者(81.3%)と比べると50ポイントも数値が低下している。突然親が亡くなり、急な葬儀で困らないために、これだけは聞いておきたい、という事では「遺言の有無」31.5%と「参列者リスト」30.8%の2つが拮抗している。両親がなくなったら最初に思い浮かべる事を問うと、「家族、親族への連絡」84.8%「葬儀業者や葬儀会場を探す」32.0%「自分の会社へ連絡する」21.3%「菩提寺へ連絡する」13.8%「近所の顔役へ連絡する」9.5%というように、葬儀に際する一般的な行動の順序がはっきり数字に出た。身内の不幸があれば、喪に服すのが一般的~お正月に守りたいのは「年賀状欠礼として、喪中の挨拶状を出す」84.3%がトップで、「年始の挨拶回りをしない」37.8%「初詣に行かない」33.5%が続いた。斎場(葬儀式場)は本来どこにあるのがよいか?を聞くと、「自宅近くで徒歩圏内」23.0%「自宅近くの幹線沿い」22.3「最寄りの駅の近く」21.8%など、“近所”がキーワードとして浮かび上がった。