小泉首相靖国神社参拝に関する調査

  • 調査期間
  • 2006/08/15~2006/08/16
  • 調査対象
  • 全国の20歳以上の男女1,465人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

8月15日の終戦記念日に小泉純一郎首相が靖国神社を参拝したことが国内外で波紋を呼んでいる。そこで、全国の20歳以上男女1,465人を対象に、この参拝の是非について聞いた。まず、小泉首相の8月15日の参拝については、97.3%が「知っている」と回答。さすがに、国民の関心は非常に高い。その是非についてだが、終戦記念日の参拝については、「支持しない」が43.9%で、「支持する」は39.6%だった。ただし、これについては、「わからない」の回答率も高く、判断に迷っている人が多いようだ。結果的に首相は8月15日に参拝するという「公約」を守ったことになるが、これについては「評価しない」が45.1%「評価する」が39.2%だった。ただ、「今回の参拝が次期自民党総裁選に影響を与えると思うか」との質問には、「思わない」という回答が4割以上だった。今回の調査では、小泉首相の参拝を支持しない意見が若干多かったが、以前として小泉首相を支持する声も多い。いずれにしても、最後まで話題を振りまいた首相だといえるだろう。

調査結果

小泉首相が8月15日に靖国神社を参拝した事を知っていますか?(全体)(単位:%)
首相の公約“8月15日(終戦の日)の参拝”についてどう思いますか?(全体)(単位:%)
8月15日以外の日の参拝だったらどうですか?(全体)(単位:%)
“公約を守った”という点で小泉首相を評価しますか?(全体)(単位:%)
今回の参拝は、次期自民党総裁選に影響があると思いますか?(全体)(単位:%)
小泉首相になにかメッセージやご意見がありましたらお書きください。
・相手国の立場になってものを考えたら、参拝はできないと思います。「心の問題」は聞き飽きました。(47歳男性・自営業・愛知県)
・メディアや諸外国の批判に屈せずすばらしい首相でした。(53歳女性・会社員・秋田県)
・独りよがりのパフォーマンスにはウンザリです。公私のけじめ、周辺諸外国への気配り、国内世論等々への気配り不足ではないでしょうか?(69歳男性・無職・兵庫県)
・首相の地位にありながら、外交問題化している中で、参拝するのは、大人げない。また、「公約だから」と言いながら、「個人的である」というのも矛盾を感じる。(62歳男性・無職・東京都)
・参拝が良いのか悪いのか判断できないが最後まで自分の考えを通し主張したと言う面は今までにない強い考えを持った首相である。このことは評価したい。(50歳男性・会社員・兵庫県)
・周りの国々、周りの人々への配慮が少しもみられない頑固おやじ。信念から行動しているとは思えない。(72歳男性・専門職・佐賀県)
・私は公約があろうとなかろうと、数々の批判があろうと、日本の国のために戦った人たちの供養ともいえる靖国参拝をされたことは非常に良かったと評価します。今後も頑張ってください。(44歳女性・専業主婦・愛知県)
調査実施先:(株)ライフメディア