第一生命経済研究所 シニアの情報機器利用に関する調査

  • 調査期間
  • 2005/11
  • 調査対象
  • 全国に居住する50歳~79歳の男女731人(男性361人、女性370人)
  • 調査方法
  • 郵送法

調査結果の概要

全国の50歳から79歳の男女に、標記のテーマでアンケートを実施した結果、携帯電話の使用割合は58.4%、パソコンは51.2%、いずれも女性より男性の方が高い。また、9割以上が「仕事以外の目的」で使用している。携帯電話やパソコンでのメール送受信、パソコンでのHP接続について「1日1回以上」行っているヘビーユーザーはおよそ3割ほどいるが、携帯電話でのHP接続の頻度は4.9%と低い。“パソコン”でのHP接続の目的を見ると、「趣味・レジャーに関する情報を調べる」78.2%や「地図の検索」69.7%などの〈情報収集〉については割合が高いが、〈各種取引・手続き〈「懸賞・アンケートの応募」38.4%)〉になると4割に落ち、「インターネット上での掲示板への書き込み」5.8%などの〈情報発信〉では極端に少なくなる。携帯電話やパソコンを使わない事で体験した不便さ~最も多いのは、携帯電話では「家族や友人からの連絡を取りづらいといわれた」29.9%、「パソコン」では「時代に取り残されていると感じた」43.4%であった。今後の使用意向を聞くと、「携帯電話」31.6%、「パソコン」44.0%と、パソコンに対する需要が高い(50~64歳の層で52.4%)。これらの情報機器が自分に与える影響を答えてもらうと、最も多かったのは「情報を得やすくなる」91.7%だった。

調査結果

携帯電話・パソコンの使用割合(単位:%)
携帯電話パソコン
全体58.451.2
男性62.362
女性54.640.5
50~64歳73.966.6
65~79歳42.535.3
仕事の目的53.652.9
仕事以外の目的95.694.9
メール送受信・HP接続の頻度(使っている人)(単位:%)
“パソコン”でのHP接続目的トップ3(HP接続を行った事のある人)
〈情報収集〉(単位:%)
〈各種取引・手続き〉(単位:%)
〈情報発信〉(単位:%)
携帯電話・パソコンを使わない事による不便・不利な体験(使っていない人)
〈携帯電話〉(単位:%)
〈パソコン〉(単位:%)
今後、使ってみたいと思いますか?(使っていない人)(単位:%)
全体50~64歳65~79歳
携帯電話31.642.326.6
パソコン44.052.439.5
※「思う」+「どちらかと言えば思う」の合計
携帯電話やパソコン等の情報機器が自分に及ぼす影響(全体)(単位:%)
※「思う」+「どちらかと言えば思う」の合計
調査実施先:(株)第一生命経済研究所