駅弁に関する調査

  • 調査期間
  • 2006/05/25~2006/05/28
  • 調査対象
  • 全国の30代~50代の男性会社員1,467人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

駅弁商戦が以前にも増して厳しくなっている。あの手この手を使って消費者の購買意欲を高めようと各製造元も必死だ。そこで、全国の30~50代の男性会社員1,467人を対象に駅弁に関する意識を調べてみた。まず、新幹線での移動中の食事について聞いたところ、全体の半数以上が「駅の売店で駅弁を購入する」と回答。「新幹線で食事はとらない」「新幹線は利用しない」という人を除くと、新幹線で食事する人の8割以上が“駅弁派”ということがわかった。駅弁に一番求めるものについては、「おかずの種類の多さ」がトップで、「価格」「ボリューム」が続く。よく買う駅弁の価格は、6割以上が「1,000円未満」。「駅弁は高すぎる」という意見も多かったが、その一方で「多少高くても品質のいいものを食べたい」との声もあった。それでも、「1,000円以上1,500円未満」(30.7%)が限度のようで、「1,500円以上」でもよいと回答した人は1%にも満たなかった。駅弁のおかずで好きなものと嫌いなものについても、それぞれ聞いてみた。好きなものには「鳥のから揚げ」「たまご焼き」などの定番メニューが並び、嫌いなものは「漬物」「煮物」が上位となった。ちなみに、駅弁につける飲み物について、「駅弁の購入時間帯が夕方だったら?」という前提で聞いたところ、「ビール」が48.2%、「お茶・ジュース」が44.4%だった。コンビニや町のお弁当屋さんと比べて価格は高めの駅弁だけに、どんな付加価値をつけるかが駅弁商戦の勝敗を分けそうだ。

調査結果

新幹線での移動中の食事のパターンは? (単位:%)
駅弁に一番求めるものは何ですか? (単位:%)
よく買う駅弁の価格はどのくらいですか? (単位:%)
駅弁のおかずですきなもの(単位:件)
1鳥のから揚げ204
2たまご焼き147
3143
4焼き魚83
573
駅弁のおかずできらいなもの(単位:件)
1漬け物129
2煮物61
339
4梅干37
5豆類34
駅弁の購入時間帯が夕方として、駅弁につける飲み物はどうしますか?
〈最初の設問で「新幹線は利用しない」を回答した人を除く〉 (単位:%)
あなたの理想の駅弁はどんなものですか?現状の駅弁への提言でも結構です。
・峠の釜飯は売れるのがわかる。駅弁として理想的なバランス。しっかり食べるというより、ちょっと小腹が満たせて旅情気分を盛り上げてくれるとそれでいい。(36歳男性・会社員・大阪府)
・冷めても美味しい物で、価格が安い
・その土地その土地の名産品を使うというのもよいが、コンビニ・ほかほか弁当のようなスタンダードな弁当を安価で提供してもらえるとうれしい。(31歳男性・会社員・宮城県)
・機械で作りました…というようなどこで買っても同じような中身の弁当が多すぎる。最近でこそ、上質の肉を使ったものもあるが、まだまだ。味も大したことがないのに、そのくせ非常に高い!現状から30%は価格を下げてもいいはず。この金額を取るならオリジナル性の高い弁当を開発すべき。これでは、駅近隣のデパ地下弁当にますますお客さんを取られるだけだ。(34歳男性・会社員・岩手県)
調査実施先:(株)ライフメディア