トリノオリンピックに見るスポーツ支援に関する調査 |
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調査結果の概要
日本選手のメダルラッシュに国中が沸いたアテネ五輪の再現を と、期待の大きかった2月のトリノオリンピック。結果は周知の通り。今後の日本選手の飛躍のために反省の意味で(?)上記のテーマでアンケート調査を実施した。まず、回答者全体の77.6%が今大会の日本選手団の実績について期待を下回ったと回答。不振に終ったとの印象が強い中で、「荒川静香選手の金メダル獲得」が印象に残ったという人が84.9%を占めた。日本勢不振の原因は選手の問題化?環境の問題か?最も多かった回答は「選手・環境両方が同程度で影響」28.6%であった。選手側の問題としては「精神面の弱さ」50.2%や「身体能力付則」35.7%を、一方、環境面では「マスコミの騒ぎ過ぎによる選手の集中力の低下」46.9%や「資金援助不足」40.7%、「練習場所不足」35.6%などを指摘する声が多い。今後の選手支援体制については「国」が主導で実施すべきとの回答が40.5%、具体的な支援策としては「より若い世代の選手育成」52.3%が過半数を超えて一番多く、「練習設備を増やす」、「財政的援助」ともに49.9%が続く。企業がスポーツ支援のスポンサーをやめる事に対しては「仕方ない」19.4%、「ある程度仕方がない」47.9%を合わせて67.3%となり、業績不振による撤退には肯定的な評価が多い。
調査結果
調査実施先:(株)NTTレゾナント/(株)三菱総合研究所