雇用延長制度に関するアンケート調査

調査結果の概要

55歳から59歳（以降、ベテラン社員と称す）及び25歳から26歳（以降　若手社員と称す）の、世代の違う企業に勤務する方を対象に雇用延長制度についてアンケート調査を実施した結果、同制度導入に「賛成（どちらかというと賛成も含む）のベテラン社員は90.0％、若手社員は83.0％であった。そして、ベテラン社員の67.3％が「60歳を超え、賃金低下や異なる業務内容になっても働きたい」～最も多かった理由は「生活費を稼ぐため」69.3％～のに対して、若手社員では、46.3％がそのような状況になるなら「働きたくない」と回答している。ベテラン社員でも３割ほど「働きたくない」32.7％と答えているが、理由として、その時間を「趣味や他のことに使いたい」66.3％と考えている。「60歳を超えても仕事の面では会社に貢献できる」と考えているベテラン社員は57.7％と、若手社員の回答39.7％を18ポイント上回っている。「ベテラン社員の技能やノウハウ、人脈等が、会社または後輩に伝承されていると思う」ベテラン社員は49.0％、若手社員は44.3％と半数に満たず。ベテラン社員と一緒に仕事をしていてどう思うか？を若手社員に尋ねると、半数近くが「教えられることが多い」48.3％、25.7％が「尊敬できる」とプラスの評価。一方、３人に１人が「気を使う」33.0％、「足手まとい」15.0％という回答もあった「定年」という言葉からイメージする四字熟語ではベテラン／若手社員ともに「悠々自適」がトップに挙げられている。

調査結果