第一生命経済研究所 老い支度に関する調査

  • 調査期間
  • 2005/10~2005/11
  • 調査対象
  • 全国に居住する50歳~79歳の男女 865人
  • 調査方法

調査結果の概要

全国の50歳から79歳の男女を対象に標記についてアンケート調査を実施したところ、将来において自分自身が「寝たきりや体の自由が利かなくなる」81.5%や「大きな病気やケガ」79.2%、「認知症になり、物事の判断がつかなくなる」79.1%などになる事を不安視している人は8割を占める。寝たきりや体の自由が利かなくなった時の問題点では経済的な問題(「介護に要する経済的な負担が大きい」62.7%)よりも、「家族や周りの人に迷惑をかける」87.4%事を問題と考えている。介護される相手では「子供の配偶者(「娘の配偶者」86.8%、「息子の配偶者」84.5%)」には8割以上、「外国人ヘルパー73.6%には7割以上が抵抗を感じており、男性にとっては「息子の配偶者」85.7%、女性にとっては「娘の配偶者」91.7%が最も抵抗を感じる相手であった。介護を受けたい場所は、男性は「老人ホーム」23.1%よりも「自宅」59.4%の方が大幅に多いのに対し、女性では「自宅」40.0%と「老人ホーム」39.1%が各々4割と二分される。終末医療や介護、遺言、成年後見などの老い支度について問うと、「自分の遺産の処分方法」74.9%や「死後の手続きや葬送の希望等自分の意志を託す人を決める」74.1%よりも、「認知症等で物事の判断がつかなくなった場合、自分に代わって意思決定してくれる人を決める」79.4%という人が多かった。トップは「信頼できるかかりつけの医師を見つける」83.0%であった。

調査結果

将来の生活で不安や心配を感じる事(全体) (単位:%)
寝たきりや体の自由が利かなくなった時の問題点(全体) (単位:%)
誰に介護されると抵抗感がありますか?
〈全体〉 (単位:%)
誰に介護されると抵抗感がありますか?(「非常に抵抗がある」+「やや抵抗がある」)
〈男性〉 (単位:%)
〈女性〉 (単位:%)
どこで介護を受けたいですか? (単位:%)
老い支度に対する意向(全体) (単位:%)
調査実施先:(株)第一生命経済研究所