全国の20代独身者「結婚の形」調査(1)

  • 調査期間
  • 2006/03/07~2006/03/08
  • 調査対象
  • 全国の20歳~29歳の独身男性・女性1,200人(男女各600人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

全国の20代独身者1,200名は、「今すぐ」および「1~2年後の近い将来」に結婚をする意向を男性27.7%、女性36.3%が示している。「今はしたいとは思わないが、いずれはしたい」と思う割合が高く、男性44.2%、女性37.3%を占めた。3項目を合計した「結婚はしたいと考えている」層は男性71.8%、女性73.6%である。結婚に到る形式は「恋愛結婚」を6割以上が希望しているものの、「形式にはこだわらない」も男性は約4人に1人、女性は約5人に1人が希望している。法律婚、別居婚、事実婚、夫婦別姓、離婚、同棲など結婚のあり方は多様化している。それぞれについて容認するか、しないかを聞いた。容認率が高いのは、一般的な形である「法律婚」である。女性は「夫婦別姓」の容認も高い。「離婚」は男性8割、女性9割が容認をしている。結婚前の「同棲」についても、男性84.2%、女性75.2%か容認した。同棲を除いたそれぞれの設問を、“子どもができたら”という条件を付加して聞くと、「法律婚」は上昇し、「別居婚」、「事実婚」、「夫婦別姓」はすべて低下する。これは「婚外子」の懸念が考えられる。「離婚」も低下するものの、容認率は男性62.7%、女性78.5%と以前高い傾向にある。理想の夫婦像として、8割強が「公平・平等(友だち)型夫婦を選択した。「夫主導型」、「妻主導型」はそれぞれ1割。男性は「夫主導型」に、女性は「妻主導型」にわずかながら触れている。家事/家計の分担志向についても、友だち夫婦型を志向する人の多さを反映し、「協力分担」志向が多い。「収入を得る」は、女性は「男性中心」よりも「協力分担」を志向する割合がわずかだが高い。〔炊事〕〔掃除〕〔洗濯〕などの細かな日常の家事も、「協力分担」志向が半数以上を占めている。〔乳幼児の育児〕・〔子どものしつけ・教育〕は「協力分担」が7割以上を占める。

調査結果

結婚意向の有無 (単位:%)
結婚に至る希望形式 (単位:%)
結婚形態に関する考え方(容認率) (単位:%)
※( )内の数値は“子供ができたら”という条件をつけて尋ねた回答です。
理想の夫婦像 (単位:%)
家事/家計の分担志向
〈男性〉 (単位:%)
〈女性〉 (単位:%)
調査実施先:(株)オーエムエムジー