行事食に関する調査

  • 調査期間
  • 2005/11/08~2005/11/20
  • 調査対象
  • 首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の小学生、中学生の子供を持つ主婦300人
  • 調査方法
  • 留置法

調査結果の概要

首都圏の主婦を対象に、日本で古くから行なわれている節句や暦の節目の行事に食べたり飲んだりする行事食に関する調査を実施した。すると、殆どの人に知られているようであるが、小正月の「小豆粥」(認知率48.2%、体験率24.7%)や七夕の「そうめん」(認知率27.7%、体験率22.3%)、重陽の節句の「菊料理」(認知率17.7%、体験率9.3%)は馴染みが薄そうに思える。行事食の中で、毎年出しているものでは「クリスマスケーキ」が最も多く、94.3%の家庭で登場している。次に「年越しそば」87.7%、お正月の「お雑煮」86.7%が続いた。回答を寄せてくれた主婦のうち、「母親などから行事食の作り方を教わった」69.9%事がある主婦は7割に上る。行事食に対する考え方を教えてもらうと、9割が「日本古来の食文化でとてもいいもの」94.0%、「自分の子供にも、日本の食文化として、教えていく必要がある」92.3%と好意的だが、一方で、「行事食とはいえ、それを食べる意味も分からずに食べる者が多い」60.7%という回答もあった。古くから伝えられる行事食以外にも、誕生日や家族の記念日など、特別な日によく出す料理を聞いたところ、一番多かったのは「子供の誕生日」71.1%で、次いで「ご主人の誕生日」45.0%が続いた。

調査結果

行事食の認知率(全体) (単位:%)
行事食の※体験率(全体) (単位:%)
※この行事食をその行事の日に食べた事がありますか?
行事食の中で、毎年出しているもの (単位:%)
行事食の作り方を母親などから教わりましたか?(全体) (単位:%)
行事食に対する考え方 (単位:%)
家庭での特別な日によく出す料理 (単位:%)
尚、本調査は、日本古来の節句や節目の行事にクリスマスを加えた、下記の行事食について聞いています。
お正月おせち料理、お雑煮、お屠蘇
七草七草粥
鏡開きお汁粉
小正月小豆粥
節分福豆、恵方巻き、イワシ
ひなまつり白酒、菱餅、ひなあられ、ちらし寿司
春彼岸ぼたもち
端午の節句ちまき、かしわ餅
七夕そうめん
土用の丑の日うなぎ
十五夜月見団子
秋彼岸おはぎ
冬至かぼちゃ
クリスマスチキン、クリスマスケーキ
大晦日年越しそば
調査実施先:象印マホービン(株)