2020年度(第31回) 新入社員の会社生活調査(2) |
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調査結果の概要
((1)より続く)将来のキャリアについてどのように考えているかについては、「管理者として部下を動かし、部門の業績向上の指揮を執る」47.4%がトップとなりました。前年トップだった「役職には就かず、担当業務のエキスパートとして成果を上げる」37.2%は、前年度(46.2%)より9ポイント減りました。目標とする役職・地位については、「社長」8.9%が前年度比で-1.9ポイントとなりましたが、「役員」(20.3%/前年度比+5.0ポイント)、「部長クラス」(20.3%/前年度比+0.5ポイント)は増加しています。「課長クラス」(5.1%/前年度比-2.4ポイント)、「係長クラス」(1.3%/前年度比-2.5ポイント)は低下しました。いつまで被雇用者(会社勤めなど)として働きたいかを尋ねたところ、「60歳(定年)」と回答した人が44.3%(前年度比+1.2ポイント)で最多となりました。前年度から大きく増えたのは「50代(早期優遇退職)」16.5%で前年度(10.1%)から6.4ポイント増加しています。前問の年代で退職した後にやりたいことはを聞くと、「趣味の時間を楽しむ」78.5%が最も多く、2位「資産運用などで生計を立てる」31.6%を大きく引き離しています。年功序列と成果主義のどちらを望むかを尋ねた結果、「成果主義」が59.0%、「年功序列」が41.0%となりました。「成果主義」を望む声は前年度(56.4%)よりも2.6ポイント増えています。また、“終身雇用制度”を望むかでは、「望む」が64.9%、「望まない」が35.1%となりました。依然として望む声が多数を占めています。