第7回 新入社員のグローバル意識調査(1)

調査対象 2017年度に新卒入社した新入社員 800名(男性 309名・38.6%/女性 491名・61.4%) 調査実施先 学校法人 産業能率大学
調査方法 インターネットリサーチ 調査期間 2017/08/30~2017/09/11

調査結果の概要

学校法人産業能率大学は、今年4月に新卒採用された18歳から26歳までの新入社員を対象に、「新入社員のグローバル意識調査」を実施しました。はじめに、2017年入社の新入社員に留学経験の有無を尋ねたところ、20.8%が「ある」と回答し、2015年に実施した前回調査より5.2ポイント増加しました。男女別に見ると、留学経験「あり」の割合は女性が24.2%、男性が15.2%となり、女性が男性を9.0ポイント上回りました。留学経験が「ある」と回答した人に留学期間を尋ねました。留学期間で最も多いのは、「1ヶ月未満」で30.1%、次いで「1ヶ月以上~3ヶ月未満」で21.7%でした。英語をどの程度習得しているかを尋ねたところ、「英語は全くできない」とする回答が44.4%で2015年に実施した前回調査より3.3ポイント減少しました。また、最終学歴までの学校における英語教育で、<読む/聞く/話す/書く>4つの技能それぞれの能力向上について「とても役に立った」「どちらかと言えば役に立った」「どちらかと言えば役に立たなかった」「全く役に立たなかった」の四択で尋ねました。『役に立った(「とても役に立った」+「どちらかと言えば役に立った」)』とする回答が過半数となったのは<読む>(64.5%)、<聞く>(51.9%)、<書く>(54.3%)の3技能でした。続いて、語学の学習状況・学習意向について尋ねました。その結果、「すでに勉強している」14.6%、「会社が全て費用を負担してくれるなら勉強したい」27.6%、「会社が一部でも費用を負担してくれるなら勉強したい」19.6%、「自分で費用全額を負担しても勉強したい」8.4%、「勉強したいとは思わない」29.8%となりました。「すでに勉強している」とする回答を<留学経験の有無>で見ると、<留学経験:ある>人が34.9%、<留学経験:ない>人が9.3%となり、留学経験者の方が語学学習に積極的に取り組んでいるようです。「すでに語学を勉強している」と回答した人に、学んでいる言語を尋ねたところ、「英語」が最も多く82.9%、次いで「中国語」21.4%、「韓国語」15.4%の順となりました。語学を学んでいる理由については「今後の業務で必要となるから」が最も多く36.8%、次いで「海外勤務の可能性があるから」33.3%、「海外旅行やプライベートで必要だから」31.6%の順となりました。((2)に続く)

調査結果

あなたは海外留学の経験がありますか?(単位:%)
海外留学の期間はどの程度ですか?(前問で「海外留学経験あり」の回答者 n=166)(単位:%)
あなたは英語をどの程度習得していますか?(単位:%)
最終学歴までの学校における英語教育は、<聞く/話す/読む/書く>それぞれの能力向上においてどの程度役に立ったと思いますか?(全体 n=800)(単位:%)
あなたは語学(英語以外も含む)を勉強したいと思いますか?(単位:%)
勉強しているのは何語ですか?(複数回答、前問で「すでに語学を勉強している」の回答者 n=117)(単位:%)
語学を学んでいる理由は何ですか?(複数回答、「すでに語学を勉強している」の回答者 n=117)(単位:%)