左利きの悩みの実態に関するアンケート調査

調査対象 全国の左利きの方 104名 調査実施先 ゼブラ株式会社
調査方法 ウェブアンケート 調査期間 2016/03

調査結果の概要

左利きはよく「スポーツで有利」、「天才型の有名人が多く頭が良さそう」などと好印象を抱かれ、一見華やかな個性に見られがち。ただ現実は、右利きだったら、気にもかけない不便に悩む生活をしています。それは、ドアノブ、自動販売機、改札など、世の中のあらゆるモノが右利き目線で作られているから。ゼブラ株式会社は、全国の左利きの方104名に左利きの悩みの実態についてアンケート調査を実施しました。日本人の約1割といわれる左利きの人たちは、左利きであることの利点と不便をどう感じているのか。知られざるマイノリティたちに実情を聞いてみました。その結果、左利きで良かったことでは「個性的と思われる」38%、「スポーツで有利」33%、「センス良さそうに見える」25%など、一方、困ったことでは「はさみやカッターが使いにくい」58%、「食事で左隣と腕がぶつかる」43%、「お玉でスープがすくいずらい」38%などが上位に挙げられました。また、4人に1人が「ペンで手書きしにくい」24%と感じており、左手で最も使いにくい筆記具としてインクの乾きが遅いため、書きながら手でこすってしまい、書いた文字や手が汚れてしまう「水性ボールペン」17%を挙げています。2位は「油性ボールペン」15%、3位は「蛍光ペン」14%でした。また、左手で書くと不便なことを尋ねたところ、「インクが乾いていなくて文字や手が汚れる」57%が最も多く、以下「文字が手に隠れて見にくい」31%、「線をまっすぐ引けない」19%の順でした。左利きを矯正されたことはありますか?尋ねました。年代別に見ると、一昔は左利きの人は子供の頃に右利きに矯正されていたのが、最近は個性重視で矯正されない人が増えているようで、実際文具では、はさみ、カッター、定規、鉛筆など左利き商品もいくつか発売されています。今後、左利きの人のための商品やサービスの市場は広がるかもしれません。

調査結果

左利きで良かったこと(単位:%)
左利きで困ったこと(単位:%)
左手で使いにくい筆記具は?(単位:%)
左手で書くと不便なことは?(単位:%)
左利きを矯正されたことはありますか?(単位:%)