電気・ガスの小売自由化に関する消費者調査 |
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調査結果の概要
楽天リサーチ株式会社は、電力・ガスの小売自由化に関するインターネット調査を実施しました。はじめに、電力、ガスの自由化の必要度を質問したところ、電力に対しては66.7%(30.4%が「絶対必要」、36.3%が「まあ必要」)、ガスに対しては54.4%(「絶対必要」21.3%、「まあ必要」33.1%)が必要と回答しました。また、電力、ガスの自由化の必要度について、電力に対しては66.7%(30.4%が「絶対必要」、36.3%が「まあ必要」)、ガスに対しては54.4%(「絶対必要」21.3%、「まあ必要」33.1%)が必要と回答しました。電力、ガス共に、自由化によって期待することとしては、「料金が下がる」ことを挙げた人が最も多くなり(電力:84.1%、ガス66.6%)、電力とガスでは、電気料金に対する期待の方が大きくなっています。次いで、「顧客サービスが向上する」を挙げる人が多くなり(電力:45.6%、ガス:32.3%)、特に電力に対して自由化を「絶対必要」とする人は、この「顧客サービスの向上」を期待する割合が一段と高くなっています。自由化への心配事項として、電力に対しては43.2%、ガスに対しては33.3%が「どの会社を選ぶか等、混乱する」ということを心配していることがわかりました。電力に関しては、自由化された際に変更したい会社としての一番手は「電力会社」で、46.6%が最も契約したい会社として挙げていますが、「ガス会社」を候補として挙げる割合も結構高く(25.1%)、電力自由化が始まると、ガス会社からの購入を検討するケースが多くなると考えられます。一方、ガスの場合は、「ガス会社」を最も契約したい会社として選択する割合が最も高くなりました(40.8%)。ガス会社以外の候補としては、「電力会社」(13.1%)、「総合商社」(9.8%)を挙げる割合が相対的に高いですが、電力における「ガス会社」ほどの有力な候補とはなっていません。1割程度の値下げであれば、電力で12.9%、ガスで16.6%の変更意向となりました、2割安になると5割が変更意向を示しています。実際にどのような料金プランになるか、現時点では明らかではありませんが、2割安が実現されれば、情勢変化といってもいいレベルの変更が生じる可能性があります。