2016年度 新卒採用関係者の意識調査(1) |
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調査結果の概要
ライフネット生命保険株式会社は、2016年度新卒採用を実施する(または実施を検討している)企業に勤め、採用活動に関与している25~59歳の男女を対象に、「2016年度新卒採用関係者の意識調査」を実施しました。日本経団連が「採用選考に関する指針」を発表し、新卒採用選考を8月1日以前に開始することを慎むよう企業に求め、企業の新卒採用選考開始時期が大きく後ろ倒しとなりました。そこで、勤務先の2016年度新卒採用における、選考開始時期後ろ倒しへの対応状況について尋ねました。≪指針を遵守する≫について「あてはまる」は7割半(74.8%)、「あてはまらない」は2割半(25.2%)となりました。そのほか、≪内定辞退を見越して、昨年度よりも多くの内定を出す≫については、「あてはまる」が4割(42.4%)、≪2016年度卒採用と2017年度卒採用の準備が重なり、負荷が大きい≫については、「あてはまる」が4割半(46.8%)となりました。続いて、勤務先が2016年度新卒採用活動で行っている(あるいは行う予定がある)取り組みについて尋ねたところ、最多回答となった「リアルの会社説明会(オンラインを除く)」は6割(62.0%)を超えた一方、場所や時間を問わず、企業・学生双方にとって機動的な「オンライン会社説明会」は1割半(16.2%)にとどまりました。企業規模別にみると、大量の学生と接触を図れる取り組みは、大企業(従業員数300人超)ほど割合が高くなりました。新卒採用では、“このような学生は有利だ、不利だ”と、まことしやかにささやかれる都市伝説がありますが、勤務先の新卒採用活動における評価基準について、そうした噂を提示し、真偽を探りました。≪就職留年している学生は不利≫について、「あてはまる」が3割(30.2%)と回答しました。≪6ヶ月以上の海外留学経験は好評価≫に「あてはまる」は4割(42.2%)で、決して低くない割合となりました。≪自社のインターンシップの経験がある学生は有利≫は「あてはまる」が5割弱(47.6%)となりました。((2)に続く)