クールジャパンに関する調査(2014)(1)

  • 調査期間
  • 2014/01/17~2014/01/22
  • 調査対象
  • 全国のネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする、全国の15歳から49歳の男女 1,000名
  • 調査方法
  • インターネット調査(モバイルリサーチ)

調査結果の概要

東京工芸大学は、全国の15歳~49歳の男女を対象に「クールジャパンに関する調査」を実施しました。はじめに、“クールジャパン”を知っているか尋ねたところ、「内容までよく知っている」は12.6%、「言葉は聞いたことがある」は47.3%となり、合計で認知率は6割(59.9%)となりました。同様の質問を行った前回(2010年時点)の調査結果(認知率29.0%)と比較すると、4年間で認知率が倍増していることがわかります。前回調査後から、経済産業省に“クール・ジャパン室”(2010年6月)や、官民ファンドの“クールジャパン機構”(2013年11月)が設立されるなど、海外市場の開拓に向けた取り組みの活発化により、クールジャパンに対する注目が高まってきているのではないでしょうか。クールジャパンとして世界に紹介したい日本文化については、「日本食」が7割(70.8%)で最も高く、「アニメーション」(67.2%)と「マンガ」(62.8%)が6割台、「工芸品(日本刀・和紙・陶磁器など)」(52.9%)、「伝統芸能(歌舞伎・落語・書道・茶道など)」(51.3%)が5割台で続きました。次に、“クールジャパンの象徴”だと思うキャラクターを尋ねたところ、「ドラえもん」が5割半(55.6%)で最も多くの支持を集めました。続いて、クールジャパンだと思う《ゲーム作品》を尋ねたところ、「ドラゴンクエストシリーズ」(59.4%)と「スーパーマリオブラザーズシリーズ」(59.3%)が6割の支持を集め、次いで「ファイナルファンタジーシリーズ」が5割(49.8%)、「ポケットモンスターシリーズ」が5割弱(48.1%)で続きました。((2)に続く)

調査結果

※クールジャパン(Cool Japan)とは・・・
 日本の独自性の高いコンテンツや文化が国際的に高く評価されている現象を指し、また、評価されているコンテンツや文化そのものも指す言葉です。具体的には、アニメーション、ゲーム、マンガなどのポップアート、ポップカルチャーを始め、日本の製品、ファッション、建築、料理など、海外から『格好いい』、『カワイイ』、『いけてる』と捉えられるモノを指します。
“クールジャパン”を知っているか?(単一回答、単位:%)
“クールジャパン”の認知率_経年比較(単一回答結果を抜粋、単位:%)
クールジャパンとして世界に紹介したい日本文化は?(複数回答、10項目抜粋、全体 n=1,000)(単位:%)
“クールジャパンの象徴”だと思うキャラクターは?(複数回答、10項目抜粋、全体 n=1,000)(単位:%)
クールジャパンだと思う《ゲーム作品》は?(複数回答、10項目抜粋、全体 n=1,000)(単位:%)
調査実施先:東京工芸大学調べ