子育てと乳幼児に関する調査(1) |
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調査結果の概要
パルシステム生活協同組合連合会は、小学生未満の子どもがいる20歳~49歳の母親1,000名を対象に、「子育てと乳幼児に関する調査」を実施しました。最初に、家庭での子育てについて、自分自身や配偶者、その他(自分や配偶者の親や兄弟、ベビーシッターなど)がそれぞれどれくらい行っているか百分率で聞きました。それぞれの平均をみていくと、自分自身(=母親)77.6%、配偶者(=父親)14.4%、その他8.1%となり、家庭での子育ての4分の3以上は母親が行っている結果となりました。次に、子育てをしていて、何に困ったり、心配になったりするか聞いたところ、全体では「しかり方」42.2%が最多となりました。子どもの成長区分別にみると、子どもの成長とともに子育てで困ることや心配なことが変化していることが窺え、《新生児・乳児(満1歳未満)の母親》では「子どもの生活リズム」40.4%、「子どもの離乳食」33.8%など、《幼児(幼稚園・保育園入園前)の母親》では「子どもの性格(おとなしいや乱暴など)」38.8%、「子どものおむつ・トイレ」36.8%などが高くなりました。また、「子どもの習い事」は、子どもの成長に伴って上昇し、《幼児(園児)の母親》では22.7%と2割を超え、「子どものわがまま」、「しかり方」は、《幼児(幼稚園・保育園入園前)の母親》と《幼児(園児)の母親》で目立って高くなりました。続いて、子育てに関する情報をどの程度知りたいか聞いたところ、『知りたい』(「非常に知りたい」と「やや知りたい」の合計)との割合は、「子どもの病気・予防接種について」91.4%では9割を超え、「しかり方・褒め方について」88.9%では約9割となり、「子どもの食事について」79.7%、「子どもの遊び場について」77.6%、「幼稚園・保育園について」74.3%では7割以上となりました。公園デビューの際にどの程度周囲のママと交流をしたか聞いたところ、「ママ友ができた」9.7%、「周囲のママと会話した」24.3%、「周囲のママとは挨拶程度だった」28.2%となり、6割強が他のママと交流があったとしました。一方、他のママと交流がなかったのは3割強で、その中で最も多かったのは「周囲のママと関わるつもりはなく、関わらなかった」17.5%という回答でした。育児ストレスの解消に何が必要だと思うか聞いたところ、「自分一人の時間」が85.5%と際立ち、「夫の手伝い・サポート」69.8%、「睡眠」64.5%、「甘いもの」53.9%、「美味しい料理」47.5%が続きました。子どもの成長区分別にみると、多くの項目で子どもが幼い程高くなりました。その中でも「夫の手伝い・サポート」や「夫の愛情」はその傾向が顕著に表れていました。((2)に続く)