30~40代・主婦の調味料と食に関する意識・実態調査

  • 調査期間
  • 2011/10
  • 調査対象
  • 東京都、大阪府在住の30~40代の主婦 412名
  • 調査方法
  • WEB調査

調査結果の概要

昨年の「食べる調味料」ブーム、最近の「チョイ足し」ブームなど、料理にひと手間かけて、手軽に味に変化を持たせようとする傾向が見られます。そこで、家庭における味の工夫を、小・中学生の子どもを持つ30~40代の東京・大阪在住の主婦412名に聞きました。「食べる調味料」を使ったことがあると回答したのは74.5%で、全体の約3/4の主婦が“使用経験あり”とし、77.2%が「今後、『食べる調味料』を料理に使いたい」、63.6%が「今後、『食べる調味料』を手づくりしてみたい」と、今後も「食べる調味料」を積極的に使う意向が明らかになりました。家庭での食に関する工夫を聞いたところ、「配偶者、子どもなど家族が喜ぶ味つけにする」、「ひとつの食材を様々な料理で使い切るように心がけている」などの回答が上位にあがりました。昨年の秋冬シーズン(2010年10月~2011年3月)に家庭で行った鍋の種類を聞いたところ、1位が寄せ鍋、2位がすき焼き、3位がしゃぶしゃぶ、4位が水炊き、5位が湯豆腐でした。東阪では2位以下が異なり、東京では2位がしゃぶしゃぶ、3位がすき焼き、4位がキムチ鍋、5が位水炊きでした。一方、大阪では2位が水炊き、3位がすき焼き、4位がしゃぶしゃぶ、5位がカレー鍋でした。昨年の秋冬シーズン、家庭で「水炊き」「しゃぶしゃぶ」「湯豆腐」など、味つけのない鍋を食べた方にどのような「つけだれ」で食べたか聞いたところ、1位がぽん酢、2位がぽん酢+薬味、3位がごまだれでした。鍋をより美味しく食べるためにしている工夫を聞いたところ、1位は「鍋に入れる食材の種類を多くする」、2位「鍋の味つけを毎回変える」、3位「〆のメニューを工夫する」、4位「『つけだれ』を工夫する」でした。また、より美味しく食べるために今後してみたい工夫を聞いたところ、1位、2位の順位は変わらなかったものの、「つけだれを工夫する」が3位でした。過半数の主婦が、鍋の食材、味の他、今後つけだれを工夫して、鍋をより美味しく食べたいと考えていることがわかりました。鍋物をするときの工夫を聞いたところ、「同じ鍋でも複数の種類の味のつけだれを使って食べることが多い」、「家族がそれぞれ別な味の、好みのつけだれで食べることが多い」、「子どものために用意するつけだれがある」など、つけだれに工夫をしていることがわかりました。これから試してみたい、鍋の「つけだれ」に入れる具材を聞いたところ、主婦自身が食べたいベスト3は、長ネギみじん切り、鬼おろし大根、食べる調味料でした。また、子どもが喜びそうな、鍋の「つけだれ」に入れる具材ベスト3は、コーン、ツナ、生海苔で、大人と子どもの嗜好の差が大きく出ました。

調査結果

家庭での料理実態と今後の調理意識(n=412)(単位:%)
ここ半年間の家庭での食に関する工夫(n=412)(単位:%)
昨シーズン家庭で実施した鍋物(n=412)(単位:%)
全体東京大阪
寄せ鍋87.186.487.9
すき焼き75.775.775.7
しゃぶしゃぶ73.376.270.4
水炊き72.864.681.1
湯豆腐63.864.163.6
カレー鍋63.158.767.5
キムチ鍋61.968.055.8
味つけのない鍋の食べ方(n=402)(単位:%)
鍋物をより美味しく食べるために(n=412)(単位:%)
している工夫今後、したい工夫
鍋に入れる食材の種類を多くする74.563.1
鍋の味つけを毎回変える47.156.1
〆のメニューを工夫する42.548.3
「つけだれ」を工夫する26.755.3
鍋に入れる食材を1点豪華にする12.423.3
特にない8.57.3
鍋に入れる食材の種類を少なくする3.93.9
その他2.71.9
鍋頻度と『つけだれ』の工夫(n=412)(単位:%)
全体月に6回
以上
月に4回
程度
月に2回
程度
同じ鍋でも複数の「つけだれ」を
使って食べることが多い
47.656.244.541.5
家族がそれぞれ、別な味の
「つけだれ」で食べることが多い
44.751.54435.4
子どものために用意する
「つけだれ」がある
35.947.731.528
大人が試したい『つけだれ』の具材と子どもが喜びそうな『つけだれ』の具材
【大人が試してみたい具材】(上位10位抜粋、n=412)(単位:%)
【子どもが喜びそうな具材】(上位10位抜粋、n=412)(単位:%)
調査実施先:(株)ミツカン