30~40代・主婦の調味料と食に関する意識・実態調査 |
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調査結果の概要
昨年の「食べる調味料」ブーム、最近の「チョイ足し」ブームなど、料理にひと手間かけて、手軽に味に変化を持たせようとする傾向が見られます。そこで、家庭における味の工夫を、小・中学生の子どもを持つ30~40代の東京・大阪在住の主婦412名に聞きました。「食べる調味料」を使ったことがあると回答したのは74.5%で、全体の約3/4の主婦が“使用経験あり”とし、77.2%が「今後、『食べる調味料』を料理に使いたい」、63.6%が「今後、『食べる調味料』を手づくりしてみたい」と、今後も「食べる調味料」を積極的に使う意向が明らかになりました。家庭での食に関する工夫を聞いたところ、「配偶者、子どもなど家族が喜ぶ味つけにする」、「ひとつの食材を様々な料理で使い切るように心がけている」などの回答が上位にあがりました。昨年の秋冬シーズン(2010年10月~2011年3月)に家庭で行った鍋の種類を聞いたところ、1位が寄せ鍋、2位がすき焼き、3位がしゃぶしゃぶ、4位が水炊き、5位が湯豆腐でした。東阪では2位以下が異なり、東京では2位がしゃぶしゃぶ、3位がすき焼き、4位がキムチ鍋、5が位水炊きでした。一方、大阪では2位が水炊き、3位がすき焼き、4位がしゃぶしゃぶ、5位がカレー鍋でした。昨年の秋冬シーズン、家庭で「水炊き」「しゃぶしゃぶ」「湯豆腐」など、味つけのない鍋を食べた方にどのような「つけだれ」で食べたか聞いたところ、1位がぽん酢、2位がぽん酢+薬味、3位がごまだれでした。鍋をより美味しく食べるためにしている工夫を聞いたところ、1位は「鍋に入れる食材の種類を多くする」、2位「鍋の味つけを毎回変える」、3位「〆のメニューを工夫する」、4位「『つけだれ』を工夫する」でした。また、より美味しく食べるために今後してみたい工夫を聞いたところ、1位、2位の順位は変わらなかったものの、「つけだれを工夫する」が3位でした。過半数の主婦が、鍋の食材、味の他、今後つけだれを工夫して、鍋をより美味しく食べたいと考えていることがわかりました。鍋物をするときの工夫を聞いたところ、「同じ鍋でも複数の種類の味のつけだれを使って食べることが多い」、「家族がそれぞれ別な味の、好みのつけだれで食べることが多い」、「子どものために用意するつけだれがある」など、つけだれに工夫をしていることがわかりました。これから試してみたい、鍋の「つけだれ」に入れる具材を聞いたところ、主婦自身が食べたいベスト3は、長ネギみじん切り、鬼おろし大根、食べる調味料でした。また、子どもが喜びそうな、鍋の「つけだれ」に入れる具材ベスト3は、コーン、ツナ、生海苔で、大人と子どもの嗜好の差が大きく出ました。
調査結果
- 鍋物をより美味しく食べるために(n=412)(単位:%)
している工夫 今後、したい工夫 鍋に入れる食材の種類を多くする 74.5 63.1 鍋の味つけを毎回変える 47.1 56.1 〆のメニューを工夫する 42.5 48.3 「つけだれ」を工夫する 26.7 55.3 鍋に入れる食材を1点豪華にする 12.4 23.3 特にない 8.5 7.3 鍋に入れる食材の種類を少なくする 3.9 3.9 その他 2.7 1.9 - 鍋頻度と『つけだれ』の工夫(n=412)(単位:%)
全体 月に6回
以上月に4回
程度月に2回
程度同じ鍋でも複数の「つけだれ」を
使って食べることが多い47.6 56.2 44.5 41.5 家族がそれぞれ、別な味の
「つけだれ」で食べることが多い44.7 51.5 44 35.4 子どものために用意する
「つけだれ」がある35.9 47.7 31.5 28 - 大人が試したい『つけだれ』の具材と子どもが喜びそうな『つけだれ』の具材
【大人が試してみたい具材】(上位10位抜粋、n=412)(単位:%) - 【子どもが喜びそうな具材】(上位10位抜粋、n=412)(単位:%)