暑さ対策と飲料水に関する意識調査 |
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調査結果の概要
東レ(株)は、この度、浄水器ユーザーで子供のいる20代から40代の主婦を対象に、標記に関する調査を実施しました。震災の影響もあり、例年にも増して夏の電力不足が懸念されている今年。電力消費の3割を占める家庭でも、これまで以上の節電が期待されています。このような状況の中、今年の夏の暑さに『不安を感じる』主婦は約8割(77.3%)に達しています。今年の夏の暑さ対策として具体的には、「窓を開ける・家の風通しをよくする」75.3%、「扇風機を使う」71.0%、「出来る限り涼しい服装にする」57.0%、「水など、水分をこまめにとる」49.0%などで、毎日の生活のなかで様々に努力している様子が窺えます。暑さ対策における飲み水を飲むことの重要性を反映してか、今年の夏、飲み水を飲む量は、例年より『増える』と考える主婦が87.0%に達しています。暑さ対策として、飲み水を飲む量が増えると想定される今年。子供のいる主婦は、飲み水について、どのような意識を持っているのでしょうか?水道水をそのまま飲むことに『抵抗がある』という主婦が81.6%で、水道水をそのまま飲用することにはほとんどの人が抵抗感があるようです。また、自宅での飲み水で重視している点としては、「安心な水であること」(昨年60.0%→今年67.3%)、「子どもが飲んでも安心なこと」(昨年40.7%→今年49.3%)と、『安心』を重視する度合いが高まっています。一方で「コストがかからないこと/価格が安いこと」(昨年43.7%→今年36.3%)が昨年から減少しており、昨年までのコスト重視志向から安心志向へと、飲み水に対する主婦の意識が大きく変化していることが分かります。安心志向が高まる主婦たち。今、最もよく飲んでいる水は何か?聞いたところ、最も多いのが、「水道水を、蛇口などに取り付ける浄水器に通した水」47.4%、次いで「水道水を、ポットやピッチャー型の浄水器に通した水」25.9%となりました。『今年の飲み水も浄水器の水』ということのようです。浄水器のうち特に市場が拡大していると言われるポット・ピッチャー型浄水器の利用者の意識と実態について、詳しく見ていきます。まず、ポット・ピッチャー型浄水器の利用理由を聞いたところ、「水道水をそのまま利用するのが不安だから」61.0%、「安心な水が飲みたいから」51.0%、「ミネラルウォーターや備え付けの浄水器より割安だから」41.0%、「おいしい水が飲みたいから」40.0%、「備え付けの浄水器より手入れがしやすいから」32.0%などが挙げられ、水道水と比べた際の安心感や、ミネラルウォーターや蛇口などに取り付ける浄水器の浄水器と比べた際の低コスト、そして浄水器を通した際の水の味や手入れのし易さが評価され、利用されていることが分かります。ポット・ピッチャー型の浄水器の利用者に、今使っているポット・ピッチャー型浄水器の不満点を聞いたところ、「カートリッジ代(ランニングコスト)が高い」34.0%、「ろ過するスピードが遅い」18.0%、「冷蔵庫のドアポケット、棚に収納しづらい」15.0%などの不満が挙げられました。ポット型浄水器には、カートリッジの安さ、ろ過スピードの速さ、冷蔵庫などへの収納性のよさなどが求められていると考えられます。
調査結果
- 節電下の今年、夏の暑さがどの程度不安か(n=300)(単位:%)
- 節電下の今年、家庭でどのような暑さ対策を行っているか(n=300)(複数回答)(上位5位まで掲載)(単位:%)
- 今年の夏、飲み水を飲む量は例年より増えると思うか(n=300)(単位:%)
- 水道水をそのまま飲むことに対して、どのように思うか(n=300)(単位:%)
- 自宅での飲み水について、どのようなことを重視しているか【昨年と今年の比較】(複数回答)(単位:%)
昨年
(n=300)今年
(n=300)安心な水であること 60.0 67.3 子どもが飲んでも安心なこと 40.7 49.3 コストがかからないこと/価格が安いこと 43.7 36.3 味がおいしいこと 29.0 28.7 においがしないこと 21.7 23.3 ミネラルなど栄養分が豊富なこと 5.7 6.3 特に重視したことなはい 11.3 9.0