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ネットスラング‐2010年版‐に関する意識調査 |
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調査結果の概要
ネット利用者の間で独自に作り出され、広まった言葉である『ネットスラング』。ネットに詳しい人のみが知るものから、一般用語のように定着しているものまで多様に存在しています。そこで、どのようなネットスラングの認知度が高いのか?ネットユーザーに調査を実施しました。有効回答は20代から40代の男女665人です。回答者のうち、2ちゃんねるやそのまとめサイトなどを見ることが『ある』人は、「頻繁にある」24.8%、「たまにある」47.1%の合計71.9%。「まったくない」人は28.1%。対して、mixiなどのSNSを利用することが『ある』人は、「頻繁にある」23.9%、「たまにある」31.4%の合計55.3%。「まったくない」人は44.7%でした。このような属性を持つ回答者達に、Googleで検索することを意味する「ぐぐる」、手を振る様子を表した「ノシ」などのネットスラング20個を示し、知っている言葉があるか?尋ねたところ、82.9%が「ある」と回答。「ない」とした人は17.1%と2割に満ちませんでした。40代では77.9%、30代では84.5%、20代では87.7%と下の年代ほど認知者が多い傾向に。また、2ちゃんねるやそのまとめサイトなどを見ることが「頻繁にある」人では、認知者が実に98.8%。「たまにある」人でも90.4%に達し、「まったく見ない」人の56.1%を大きく上回りました。一方、mixiなどのSNSを利用することが「頻繁にある」人のうち、認知者は93.1%。「たまにある」人では84.2%で、2ちゃんねるなどの利用者より低いものの、「まったく利用しない」人の76.4%を上回っています。それぞれ、利用頻度が高いほどネットスラングの認知度も高い傾向があるようです。続けて認知者に対し、20個のうち知っているネットスラングをすべて答えてもらったところ、最も認知度が高かったのは「ぐぐる」で92.2%。2位は「orz」81.7%、3位は「DQN」73.1%、4位は「ワロス」71.5%という結果になりました。以下「痛車」65.9%、「厨」63.0%、「ノシ」62.8%、「リア充」61.9%、「JK」60.6%と続いています。20位の「ksk」28.3%以外はすべて40%以上の認知度となっており、ネットスラングが浸透している様子を物語りました。20代では20個中、19個のネットスラング認知度が50%以上に。4個のみしか50%を超えていない40代と対照的な結果となりました。誰もが簡単にネットに触れられるようになった現在、ネットスラングは若者にとって特別な言葉ではなくなってきているのかもしれません。
調査結果
- 【知っている言葉がある方 限定】以下のネットスラングの中で知っているのはどの言葉ですか?すべて教えてください。(n=551)(複数) (単位:%)
全体 男性 女性 20代 30代 40代 ぐぐる 92.2 90.4 94.4 94.9 93.9 88.3 orz 81.7 79.9 83.9 90.4 85.3 71.1 DQN 73.1 76.6 69.0 82.8 77.2 61.4 ワロス 71.5 72.9 69.8 83.4 78.7 54.8 痛車 65.9 72.3 58.1 79.6 71.6 49.2 厨 63.0 65.0 60.5 74.5 68.0 48.7 ノシ 62.8 60.4 65.7 79.0 69.0 43.7 リア充 61.9 61.4 62.5 79.6 70.6 39.1 JK 60.6 69.0 50.4 77.7 63.5 44.2 kwsk 58.3 60.1 56.0 72.6 67.0 38.1 wktk 56.3 55.8 56.9 72.0 64.0 36.0 希ガス 53.0 57.4 47.6 66.9 57.4 37.6 自宅警備員 52.5 57.1 46.8 72.0 54.8 34.5 スイーツ(笑) 49.4 48.8 50.0 64.3 54.3 32.5 今北産業 47.5 50.2 44.4 61.8 50.8 33.0 情弱 46.8 54.8 37.1 60.5 50.3 32.5 ggrks 46.3 48.8 43.1 66.9 47.7 28.4 メシウマ状態 44.8 48.2 40.7 62.4 47.2 28.4 ディスる 41.7 43.2 39.9 52.9 48.7 25.9 ksk 28.3 31.4 24.6 44.6 28.9 14.7