女性の学習に関する意識調査

  • 調査期間
  • 2010/07/23~2010/07/26
  • 調査対象
  • 全国の20代~60代の男女 1,600人(男女各800人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

(株)ニチイ学館は、全国の20代から60代の男女を対象に標記の調査を実施しました。まず、一日あたりの理想の学習時間と実際の学習時間を尋ねたところ、女性の理想の学習時間の平均は「66分」でした。一方、実際の学習時間は「26分」で、理想の半分以下に留まりました。また、今後学びたい知識があるかどうか?を尋ねたところ、女性の74.9%、男性の66.5%が「学びたい知識がある」と回答しており、女性の学習に対する意欲の高さが窺えました。理想の学習時間に対して実際の学習時間が不足している回答者に、その理由を尋ねました。女性では「家事が忙しいから」が51.7%と最も多くなりました。一方、男性では「仕事が忙しいから」が58.1%と最も多く、女性と男性の差が見られました。また、学習にまわしたい時間を尋ねたところ、男女ともに高い「テレビを見る時間」や「ネットを見る時間」に加えて、女性では4人に1人が「家事の時間」25.3%と回答しました。学習時間の妨げとなっている家事に対して効率化を望んでいる意識が窺えます。最もよく学習する場所は、「自宅」86.5%が9割で他の場所を大きく上回りました。その場所を選んだ理由について尋ねると、子供を持つ女性の約4割が「自宅を長時間空けられないから」38.4%と回答しており、子供の有無による大きな意識の差が見られました。学習する際に、どんな方法で学習するか?について尋ねると、57.5%が「書籍を購入して読む」と回答しました。自宅での学習スタイルをイメージさせるものとしては、「通信教育を受講する」42.5%、「パソコンを使った通信講座(eラーニング)を受講する」28.8%と回答した人も多く、多様な学習方法を取り入れている様子が窺えます。

調査結果

一日あたりの学習時間の理想と現実(n=800)(全回答者 女性) (単位:分)
今後学びたい知識の有無(全回答者) (単位:%)
理想通りに学習できない理由(理想の学習時間に対して実際の学習時間が不足している回答者)(複数回答) (単位:%)
女性
(n=764)
男性
(n=742)
仕事が忙しいから37.258.1
家事が忙しいから51.713.1
育児を優先するから17.57.0
体力的に疲れているから46.944.9
テレビやネットなど娯楽を優先してしまうから39.339.1
友人と会うなど人間関係を優先してしまうから15.310.1
睡眠を優先してしまうから31.427.4
学習に飽きてしまうから11.513.2
やる気が起きないから36.828.3
コストがかかるから14.48.5
その他1.83.2
学習にまわしたい時間(理想の学習時間に対して実際の学習時間が不足している回答者)(複数回答) (単位:%)
女性
(n=764)
男性
(n=742)
仕事の勤務時間3.811.3
通勤時間1.66.3
家事の時間25.36.5
テレビを見る時間66.258.2
ネットを見る時間55.450.7
その他娯楽の時間25.033.2
友人と会う時間7.75.8
睡眠時間25.426.1
その他1.31.9
最もよく学習する場所(n=530)(日常的に学習する場所がある回答者 女性) (単位:%)
その場所で最もよく学習を行なっている理由(n=530)(日常的に学習する場所がある回答者 女性)(複数回答) (単位:%)
未婚・子供無し
(n=161)
既婚・子供無し
(n=75)
既婚・子供あり
(n=281)
学習に集中できるから34.234.733.1
学習がはかどるから14.39.310.0
分からないことを聞いたりできるから2.54.01.8
自宅を長時間空けられないから7.520.038.4
落ち着くから75.270.769.0
楽しいから1.91.32.5
食べ物/飲み物があるから24.225.315.7
長時間居ることができるから51.652.042.0
お金がかからないから62.156.059.8
その他2.52.73.9
学習方法(n=800)(全回答者 女性)(複数回答) (単位:%)
調査実施先:(株)ニチイ学館