電子書籍に関する調査

  • 調査期間
  • 2010/02/16~2010/03/01
  • 調査対象
  • ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする全国の25歳~44歳の男女1,000人(男女各500人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

ライフネット生命保険(株)は、全国の25歳から44歳の男女を対象に、『電子書籍に関する調査』を実施しました。まず、これまでに電子書籍を利用したことがあるかを尋ねたところ、54.4%が「利用したことがある(「無料で利用したことがある」38.2%+「有料で利用したことがある」5.9%+「無料・有料の両方で利用したことがある」10.3%)」と回答しました。「有料で電子書籍を利用した経験がある」人は16.2%となりました。電子書籍を利用したことのある人に対して、利用した端末を尋ねたところ、トップは「携帯電話」で90.6%となり、電子書籍利用者の9割以上が、ケータイから利用していることが明らかになりました。性別で比較すると、男性では「パソコン」が43.0%と全体よりも6.8pt高い結果となりました。また、閲覧した電子書籍のジャンルについては、「コミック」76.8%、「文芸書・小説」44.3%、「アニメ・ゲーム」18.0%の順となり、電子書籍市場において「コミック」の占める割合の大きさが窺える結果となりました。電子書籍の今後の利用意向は、「利用したい」37.2%(「とても利用したい」7.8%+「やや利用したい」29.4%)」、「利用したくない」30.5%(「全く利用したくない」13.9%+「あまり利用したくない16.6%」)となりました。次に、電子書籍を利用したいと回答した人に対し、電子書籍を利用したい理由を尋ねました。トップは「保管場所をとらない」82.8%、次いで「読みたい作品がすぐに手に入る」56.2%、「多くの本を持ち運びができる」52.7%の順となりました。一方、電子書籍を利用したくないと回答した人に対し、その理由を尋ねたところ、トップは「開きたいページや読み返したいページをすぐに開けない」43.0%、次いで、「専用の端末を買わなければならない」38.0%、「端末のバッテリーが気になる」33.1%の順となりました。ケータイの電子書籍でもう一度読み直したいマンガ・アニメは?全体では1位「スラムダンク」29.0%、以下「ドラゴンボール/ドラゴンボールZ」26.3%、「タッチ」22.7%となりました。男女別では、男性トップは「ドラゴンボール/ドラゴンボールZ」34.4%、次いで「スラムダンク」28.8%、「北斗の拳」27.2%。一方、女性トップは「花より男子」38.6%、以下「スラムダンク」29.2%、「ガラスの仮面」28.2%の順となり、「スラムダンク」は男女ともに高い支持率となりました。

調査結果

電子書籍の利用経験(単一回答) (単位:%)
電子書籍を利用した端末(電子書籍を利用したことのある人)(複数回答) (単位:%)
全体
(n=544)
男性
(n=256)
女性
(n=288)
携帯電話90.689.591.7
パソコン36.243.030.2
電子辞書5.05.14.9
スマートフォン(iphoneなど)1.83.50.3
iPad(アップル社)0.71.60.0
Kindle(Amazon.com)0.40.80.0
その他0.40.80.0
電子書籍を閲覧したジャンル(電子書籍を利用したことのある人)(複数回答) (単位:%)
全体
(n=544)
男性
(n=256)
女性
(n=288)
文芸書・小説44.339.149.0
ビジネス書・実用書15.616.814.6
雑誌11.614.88.7
写真集9.016.42.4
コミック76.878.975.0
アニメ・ゲーム18.021.914.6
その他0.20.00.3
電子書籍の利用意向(単一回答) (単位:%)
電子書籍を利用したい理由(「電子書籍を利用したい」と回答した人;n=372)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
電子書籍を利用したくない理由(「電子書籍を利用したくない」と回答した人;n=305)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
ケータイで読み直したいマンガ・アニメ(複数回答) (単位:%)
調査実施先:ライフネット生命保険(株)