シニアパソコンニーズ調査

調査結果の概要

少子高齢化の波が急速に進み、50歳以上の構成比が全人口の半数を占めるに至りました。こうなると、シニア層を特別視したマーケティングや、逆にシニアの意向を無視したマーケティングは意味をなしません。シニア層を中心としてマーケット全体を捉え直す必要が出てきました。【Ｓｌｏｗｎａｖｉ】は、国内最大級のシニア向けコミュニティサイト「スローネット」と「日刊ブログ新聞　ぶらっと！」の会員資産と、９年間に渡るサイト運営ノウハウを活かし、シニア向け商品やサービスにおけるマーケティング課題の解決を強力にサポートします。今回は、シニアパソコンニーズ調査というテーマで調査を行いました。その結果、回答者全体で見た現在、主に使用しているパソコンのメーカー１位は「富士通」18.6％でした。以下「ＮＥＣ」18.4％、「東芝」16.4％という順になっています。年代別で比較した場合、「東芝」の利用率は年齢が低いほど高く、60代以上ではシェア率で３位ですが、50代においては２位となっています。使用しているパソコンのタイプは、全体では、５割超（53.6％）が「デスクトップ」で、「ネットブック」は0.6％に留まっています。男女別で比較した場合は、女性の方が「ノートパソコン」の比率が高く、年代別では、60代の「ノートパソコン」の比率が高くなっています。パソコンの用途を全体でみた場合、「サイト閲覧」91.9％が最も多く、次いで「メール交換」85.9％、「写真の整理や加工」77.0％の順となりました。年代別で比較した場合でも、「サイト閲覧」が共通して最も多く、次いで「メール交換」、「写真の整理や加工」となりました。ただし、「写真の整理や加工」は70代以上が83.3％と最も多くなっています。今使用しているパソコンの機能の不満点トップ３は、「ＣＰＵ」26.1％、「メモリ」25.4％、「ＨＤＤ」11.6％。男女別で比較した場合、男性は「ＣＰＵ」、「メモリ」に対する不満が集中、女性は「映像以下」の機能に分散傾向にありました。年代別でみた場合、50代で最も多いのは「ＣＰＵ」30.5％で、60代以上では「メモリ」となりました。今後、パソコンを使ってしてみたいことでは、全体では「写真の整理や加工」72.5％が最も多く、次いで「サイト閲覧」71.6％、「メール交換」65.9％の順となりました。年代別で比較した場合、50代以上は「サイト閲覧」が最も多いですが、60代・70代以上は「写真の整理や加工」78.5％が最も多くなっています。パソコンの買い換え意向（半年以内）を全体で見た場合、５割弱（47.7％）が買い替え意向を持っており、年代別で見た場合、年齢が高い方が購入意向が高く、特に70代以上（50.9％）は、50代（42.6％）に比べ8.3％購入意向が高くなっています。購入を検討しているパソコンのメーカーは、全体では「東芝」43.0％が圧倒的に多く、次いで「富士通」12.4％、「ＤＥＬＬ」8.1％の順となりました。年代別で比較した場合でも、「東芝」が最も多く50代が38.0％、60代が43.0％、70代以上が47.5％という順でした。

調査結果