第一生命経済研究所 高校受験に関する調査

  • 調査期間
  • 2010/01/22~2010/01/26
  • 調査対象
  • 全国の高校受験を予定している中学3年生の子どもを持つ母親(既婚者のみ) 600人
  • 調査方法
  • 質問紙郵送調査法

調査結果の概要

第一生命保険相互会社のシンクタンク、(株)第一生命経済研究所では、中学3年生の受験生を持つ全国のお母さんを対象に、標記についてのアンケート調査を実施いたしました。まず、中学3年生のお子さんの塾、家庭教師、通信教育について尋ねました。塾については全体で59.0%のお子さんが通っていました。家庭教師をつけているお子さんは5.2%とあまり多くありません。通信教育を受講させているお子さんは26.7%でした。お子さんが通っている中学校の授業だけで、志望校に合格できるか尋ねました。「どちらかといえばそうは思わない」32.8%+「そうは思わない」30.2%の合計は63.0%と、6割強のお母さんが中学校の授業だけでは志望校に合格できないと回答しています。地域別では、「どちらかといえばそうは思わない+そうは思わない」の割合は、大都市圏で69.3%、大都市圏以外で56.6%と10pt以上の差がみられます。お子さんの受験のために行ったことで最も多かったのは、「高校要覧等で学校の概要を調べた」70.7%でした。お子さんの教育費(学校教育費、学校外教育費)の負担感について尋ねると、「かなり負担感がある」45.3%+少し負担感がある」39.7%の合計は85.0%と、大部分のお母さんが負担を感じていることがわかりました。地域別でみると、「かなり負担感がある+少し負担感がある」の合計は大都市圏で88.4%、大都市圏以外で81.7%と差があります。高校受験で教育費がかかるために取った対策で最も多かったのは、「レジャーの支出を控える」49.3%でした。また、日常生活の中で受験生のお子さんに行っていること、気を遣っていることでは、寒い冬の時期の対策として、「インフルエンザの予防接種」48.3%をさせたお母さんは約半数でトップになりました。今回の高校受験でお子さんの将来は決まってくると思うかどうかたずねました。「ほとんど決まってくると思う」14.2%と「少しは決まってくると思う」57.7%の合計は71.9%でした。お子さんの将来を考えるにあたって、学歴と資格についてどちらを大切と思うかについてたずねました。一番多い回答が「学歴も大切だが資格の方がより大切だ」60.2%で約6割、次が「資格も大切だが学歴の方がより大切だ」30.8%で約3割でした。学歴を重視する意見が3割、資格を重視する意見が7割となりました。

調査結果

塾(全体) (単位:%)
家庭教師(全体) (単位:%)
通信教育(全体) (単位:%)
中学校の授業だけで志望校に合格できると思うか(全体、地域別) (単位:%)
お子さんの受験のために行ったこと(全体)(複数回答) (単位:%)
教育費の負担感について(全体、地域別) (単位:%)
高校受験で教育費がかかるため、取った対策(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
日常生活の中で受験生のお子さんに行っていること、気を遣っていること(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
今回の高校受験でお子さんの将来は決まってくると思うか (単位:%)
お子さんの将来を考えるにあたって、学歴と資格についてどちらを大切と思うか (単位:%)
  http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/news/news1002a.pdf  
調査実施先:(株)第一生命経済研究所