クルーズに関するアンケート調査

調査結果の概要

株式会社JTBはこの度、クルーズに関するＷＥＢアンケートを実施しました。クルーズというと高額な旅というイメージがありますが、近年は２～３日で体験できるショートクルーズも多数発売されており、クルーズ人口のすそ野も広がってきています。欧米ではクルーズは旅行スタイルの１つとして普及が進んでおり、2009年12月には、世界最大級のクルーズ船も登場するなど、世界ではホットな市場として拡大が進んでいます。クルーズはまだ特別な旅という意識がありますが、参加したことが「ある」という方が22％となりました。近年クルーズ熱は高まっており、経験者数は増えていると推測されます。参加したことがあると回答した方に尋ねました。乗船したのは日本船ですか？外国船ですか？「日本船」45％と「外国船」40％がほぼ近い数字で二分されました。クルーズの期間を聞きました。クルーズというと長期のイメージがありますが、まずは手始めに「１～３日間」77％の『ショートクルーズ』から始める方が多いようです。「４～7日間」15％、「８～14日間」4％となり、外国船に乗る場合に人気の「フライ＆クルーズ」利用の多くは、この日数になります。クルーズをした海域を尋ねますと、「１～３日間」の『ショートクルーズ』が多かったこともあり、「日本国内」が45％と多数となりました。海外では「地中海・エーゲ海」が13％でトップとなりました。クルーズで良かったことは、「ゆったりとした時間がすごせる」が54％で過半数を超え、究極の旅とも称されるクルーズですが、他の旅行とは違う時間の過ごし方が出来る点が評価されているようです。次いで「船内のアクティビティが楽しい」が18％となり、時間の過ごし方がクルーズの楽しみのポイントになるようです。今後の(も)参加意向を尋ねました。一度クルーズの楽しさを知ると次回も乗りたいと思う人が多く、「参加したい」という方が90％とかなり高い確率でリピーターになる傾向があるのが、クルーズの大きな特徴です。次に、クルーズに参加したことがないと回答した方に、クルーズの参加意向を尋ねました。「参加してみたい」が84％となり、クルーズ経験者の「参加したい」90％とあわせて、クルーズへのあこがれが高い結果となりました。また､参加してみたい海域では、「地中海・エーゲ海」39％がトップ、「世界一周」19％、「カリブ海」10％となりました。クルーズの持つ優雅なイメージが、地中海やエーゲ海、カリブ海のイメージと重なり、人気につながっているようです。高い参加意向がありながらも、今までクルーズに参加していない理由を聞いてみますと、「高額なイメージ」43％でした。次いで「長期に不在にできない」27％。そもそも「船が苦手」9％という人は別にしても、近年、数日で楽しめる日本近郊のショートクルーズが沢山発売されていますので、クルーズへのネガティブイメージが払拭されれば、今後参加者が増える可能性があります。

調査結果