子ども手当と育児に関する調査

  • 調査期間
  • 2009/10/06~2009/10/07
  • 調査対象
  • 全国の20歳~49歳の既婚男女(マクロミルモニタ会員)1,000人(男性464人、女性536人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

(株)マクロミルは、全国の20歳から49歳の既婚男女を対象に、「子ども手当と育児に関する調査」を実施しました。まず、子育て世代の既婚者に子供の有無を尋ねたところ、「子供がいない」人が24.3%、「1人」29.1%、「2人」36.2%、「3人以上」が10.4%となり、子供がいる人は全体の75.7%となりました。また、既に子供がいる人に、今後何人子供を持ちたいか尋ねました。現在の子供の人数別に見ると、現在1人子供がいる人で今後さらに子供が欲しいと思う人は64.3%、2人いる人では25.7%、3人以上いる人でも22.1%となっています。子供が欲しいと思っている人に、今後子供を持つにあたって障害になりそうなことを尋ねたところ、「経済面の不安がある」が77.2%と圧倒的に高く、次いで「年齢・健康・体力面に不安がある」が39.1%、「仕事と育児の両立が難しい」が27.6%となっています。中学生以下の子供がいる人に育児に対する不安について尋ねたところ、「教育費の負担」に不安を感じている人は9割(89.7%)に達しました。世帯年収別に見ると、世帯年収が低い人ほど「不安」と回答した人の割合が高くなっています。また現在の子供の人数別に見ると、人数が多い人ほど「不安」と回答した人の割合が高くなっています。子供が欲しいと回答した人に、2010年度から実施予定の子ども手当はどの程度出産への後押しになるか尋ねたところ、「後押しになると思う」が22.4%、「やや後押しになると思う」が41.0%となっており、『後押しになる』と回答した人は合計63.4%となりました。世帯年収別に見ると、1,000万円未満ではいずれも60%以上となっています。現在の子供の人数別に見ると、現在子供がいない人で、『後押しになる』との回答は66.3%と最多で子供の人数が少なくなるにつれて高くなっています。子ども手当が支給される2010年時点で中学生以下の子供がいる人に、子ども手当が支給されたら何に使いたいか尋ねたところ、「子供の教育費」が65.8%、「子供の将来のために貯金する」が64.9%となっています。一方、「日頃の生活費の補てん」と回答した人も22.5%となりました。現在子供がいる男性には育児に対する自己評価を、女性には配偶者の評価について尋ねました。男性が育児全般について、「協力的(「協力的」+「どちらかといえば協力的」)と自己評価する割合が80.7%であったのに対し、女性が夫に対して育児に協力的と評価するのは68.2%と13ptの差が見られました。性年代別に見ると、20代女性では86.3%が夫に対して協力的(「協力的」+「どちらかといえば協力的」)と回答しており、夫の育児参加を評価しているようです。また、妻の年齢が上がる程、夫に対する育児参加の評価は低くなっています。

調査結果

あなたには、現在、子どもがいますか。 (単位:%)
※子供がいる計:75.7%
あなたは、今後、子どもを持ちたいと思いますか。何人欲しいか、お答ください(現在子どもがいる人:n=757) (単位:%)
あなたが、今後子どもを持つにあたって障害となりそうなことは何ですか。(子どもが欲しいと思っている人:n=478)(上位5位) (単位:%)
育児に関して教育費の負担に不安はありますか。(中学生以下の子どもがいる人:n=668) (単位:%)
子ども手当(月額26,000円/中学生以下1人当たり)はどの程度、出産への後押しになりますか。(子どもが欲しいと思っている人:n=478) (単位:%)
子ども手当(月額26,000円)を支給されたら、あなたは何に使いたいと思いますか。(2010年時点で中学生以下の子供がいる人:n=649)(複数回答)(上位5位) (単位:%)
(男性に)あなたは、育児にどの程度参加していますか(しましたか)/(女性に)あなたの夫は、育児にどの程度参加していますか(しましたか)(子どもがいる人:n=757) (単位:%)
問合せ先:マクロミル広報室
Mail:press@macromill.com
調査実施先:株式会社マクロミル(マクロミル調べ)