小学校4年生~6年生に聞く子どものお金管理と『数感覚』~お金の管理

  • 調査期間
  • 2009/02/04~2009/02/17
  • 調査対象
  • 首都圏の小学校に通う4年生~6年生 300人(男女各150人)
  • 調査方法
  • 自記式留置法、面接法

調査結果の概要

首都圏の小学校に通う4年生から6年生の子どもにお金の管理について聞いた。お年玉などでもらったまとまったお金をどのように使いたいか?尋ねたところ、「預金する」61.3%と「ほしいものを買う」61.0%が断然多かった。預金の有無について聞いた。「預金している」85.7%小学生は8割を超え、やや女子(88.7%)の方が男子(82.7%)より数値が高めだった。預金を始めたきっかけの第1位は「母親から勧められて」64.6%、これに「自分から進んで」37.0%、「父親から勧められて」14.8%が続く。預金をしている理由では、「将来のため」59.1%が最も多く、「預けておかないと使ったりなくなったりするから」42.8%、「ほしいものを買う」40.5%の順となっている。ふだんのお小遣いや買ってもらうもの以外に欲しいものがある時はどうしているのか?聞くと、「誕生日やクリスマスまで待つ」56.0%が最も多くなっている。しかし、「両親に買ってもらう」53.3%もほぼ同じ割合で続いており、ほしいものにより、親が対処の仕方を振り分けていることがうかがえる。友達にお金を「貸すことがある」という小学生は14.7%と、7人に1人の割合となっている。上の学年に上がるほど、「ある」の割合が高くなるものの、いずれも8割は「ない」と回答している。つぎに友達からお金を借りることはあるか?尋ねたところ、「ある」という小学生は14.0%と、先の『お金を貸すこと』と同程度だった。女子は「ある」割合が16.7%と、男子(11.3%)より高めだったが、いずれも2割未満。学年別では、『貸すこと』と同様に、上の学年ほど「ある」割合が高くなっている。

調査結果

まとまったお金をどのように使いたいですか?(n=300) (単位:%)
まとまったお金で買いたいもの(上記設問で「ほしいものを買う」と回答した小学生)(自由回答)(参考データ) (単位:件)
順位全体男子女子
1ゲーム機、ゲームソフト1027230
2文房具35530
3トレーディングカード23221
4コミック、雑誌21813
21129
6洋服、かばん、アクセサリー18018
7おかし1679
8キャラクターグッズ・ファンシーグッズなど小物13013
9CD・DVD1129
10スポーツ用品871
おもちゃ862
その他22715
預金をしていますか?(n=300) (単位:%)
預金を始めたきっかけは何ですか?(最初の設問に「預金している」と回答した小学生:n=257) (単位:%)
預金をしている理由は何ですか?(最初の設問に「預金している」と回答した小学生:n=257) (単位:%)
ほしいものがある時、どうしていますか?(n=300) (単位:%)
友達にお金を貸すことがありますか?(n=300) (単位:%)
友達からお金を借りることがありますか?(n=300) (単位:%)
調査実施先:(社)全国珠算教育連盟