地域の防犯意識についての調査レポート |
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調査結果の概要
(株)ネットマイルでは地域の防犯意識について、関東一都三県と関西二府二県の800人に対しアンケート調査を実施した。最初に、現在住んでいる地域に対する愛着や親しみの度合いを居住都府県別に見ると、『愛着や親しみを(かなり+まあまあ)感じている』の割合が最も高かったのは「東京都」84.0%だった。現在住んでいる地域の治安について、『(かなり+どちらかといえば)良いと思う』の割合が最も高かったのは「奈良県」92.0%で、唯一9割を超えた。一方『(どちらかといえば+かなり)悪いと思う』の割合については、「大阪府」31.0%のみ3割に達しており、「大阪府」の居住者の治安に対する不満の声の多さが目立つ結果であった。現在住んでいる地域で犯罪に対する不安を感じるときは、「近所で盗難等の被害があったとき」57.0%が1位。男女別に見ると、「街灯がなく暗い道を歩くとき」では男性よりも女性の回答率が高く男女差が際立っていた。回答を寄せてくれた人が取り組んだ、または参加したことがある地域の防犯活動で最も多かったのは、「地域パトロール」13.8%がトップ、以下「児童の登下校の誘導」9.6%、「住民相互の声かけ(周知)、広報」9.3%と続いた。「防犯活動に取り組んだことがない」と回答した人にその理由を聞いたところ、「防犯活動を地域が行っているか分からない」31.6%が最も多く、次いで「時間の都合がつかない」23.9%という結果であった。男女別に見ると、「時間の都合がつかない」では女性よりも男性の回答率がわずかに高かった。地域の防犯活動について聞いたところ、「街灯や交番を増やすなど、まずは行政がしっかり動くべきだ」40.9%という意見が最も多かった。
調査結果
- あなたは、どのような地域の防犯活動に取り組んだ、または参加したことがありますか?(上位5位) (単位:%)
合計 男性 女性 地域パトロール 13.8 12.8 14.8 児童の登下校の誘導 9.6 6.3 13.0 住民相互の声かけ(周知)、広報 9.3 10.3 8.3 清掃点検(放火の防止など) 9.0 9.5 8.5 警察への情報提供 7.9 8.8 7.0 - あなたが地域の防犯活動に参加しない、またはできない理由は何ですか?(「地域の防犯活動に取り組んだことがない」と回答した人)(上位5位) (単位:%)
合計 男性 女性 防犯活動を地域が行なっているか分からない 31.6 32.5 30.7 時間の都合がつかない 23.9 26.6 21.2 負担が大きい 8.9 8.8 9.1 わずらわしい 7.1 6.9 7.3 防犯活動を地域が行なっていない 4.4 4.4 4.4 - あなたは地域の防犯活動について、どのような意見をお持ちですか?(上位5位) (単位:%)
合計 男性 女性 街灯や交番を増やすなど、まずは行政がしっかり動くべきだ 40.9 39.0 42.8 近所とのコミュニケーションをもっと増やすべきだ 33.1 31.3 35.0 防犯活動は警察と連携して、組織的に行なうべきだ 32.6 30.5 34.8 欧米のように犯罪者情報(住所、特徴など)を一般公開するべきだ 25.5 24.3 26.8 警察がもっと情報提供をするべきだ 24.8 24.8 24.8