五月病に関するアンケート

  • 調査期間
  • 2009/04/14~2009/04/17
  • 調査対象
  • 「エンターキング」のモバイル会員 749人(男性642人、女性107人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

東京・千葉・埼玉を中心にゲームや書籍などのリサイクルショップ「エンターキング」35店舗を運営する(株)サンセットコーポレイションでは、「エンターキング」のモバイル会員を対象に、五月病に関するアンケートを実施しました。その結果、回答者の55.0%が「五月病かもしれないと感じたことがある」と回答しました。五月病とは、新入社員など新しい環境に適応できないことに起因する精神的病状の総称で、症状はうつ病に似ています。事実、学生から社会人へと急激な環境の変化に見舞われる20代が最も多く(59.5%)、「五月病と感じたことがある」と回答しています。ところが、次に多いのが40歳以上の年代層で、特に40代以上の女性の6割が「五月病と感じたことがある」61.5%と答えています。結婚や出産、仕事と、人生の岐路に立つ『アラフォー世代』がひそかに抱いている不安が、アンケートに反映された結果となりました。『やる気』や『元気がでない』時、どうやって乗り切りますか?という設問に対し、「趣味(に没頭する)」37.7%と回答した人はおよそ4割。全体的に自分が好きなことをして過ごすことで気分転換を図っている様子が窺えます。「運動」でリフレッシュを図るのは主に男性が多いのですが、10代をピークにこの傾向は縮小。「ドライブ」などアクティブな方法で気分転換を図るのは若いうちだけで、年々「飲食」や「趣味」に移る傾向があります。真逆の傾向を見せるのは女性で、年を重ねるごとに、「運動」や「ドライブ」が増加し、「飲食」や「趣味」以外のリフレッシュ方法を編み出しています。これまで家に篭りがちだった女性が外へ出かけることで沈みがちな気分を回復させ、逆に、外で働く男性は家出ゆっくり自分の好きなことをして過ごす傾向にあるといえそうです。

調査結果

五月病と感じたことはありますか? (単位:%)
“やる気”や“元気がでない”時、どうやって乗り切りますか? (単位:%)
「エンターキング」が取り扱う主力商品、ゲーム・CD・DVD・コミックのうち、“テンションが上がる”“頑張ろう”と思えるベストアイテムを教えてください(全体) (単位:%)
上記設問でお答えになった具体的なタイトルがあればお答下さい(記述式回答)
順位CD(音楽アーティスト)DVD
1B’z水曜どうでしょう
2ポルノグラフィティすべらない話
3EXILEクローズZERO
4Mr.Childrenロード・オブ・ザ・リング
5RADWIMPSモヤモヤさまぁ~ず
順位GAMEコミック
1無双シリーズ(三國無双、戦国無双など)ONE PIECE
2モンスターハンターシリーズスラムダンク
3ファイナルファンタジーシリーズ銀魂
4ウイニングイレブンシリーズNARUTO
5テイルズシリーズARIA
  “テンションが上がる”“頑張ろう”と思えるアイテムで最も多かったのは、「CD(音楽)」でした。中でも、B’zやポルノグラフィティ、EXILEといったロックナンバーやアップテンポの楽曲を手がけるアーティストが多数挙げられました。また、歌詞の良さに定評があるMr.Children、RADWIMPSも上位にランクイン。激しいロックで元気になるか、音楽に癒されて回復するか、傾向は二分するものの、“元気な曲を聴いて元気を貰う”傾向が強いようです。これは、ゲームで気分転換を図る人も同様で、人気は、「三國無双」「戦国無双」の無双シリーズ。一騎当千アクションとしてバッサバッサ斬っていく爽快なアクションでストレスもなぎ払えます。同様の理由で、「モンスターハンター」シリーズも“爽快感や達成感が得られる”として人気です。楽しい気分にさせてくれるお笑い系のDVDもリフレッシュアイテムとして好評です。ダントツは、「水曜どうでしょう」シリーズ。次いで「人志松本のすべらない話」シリーズ。コミックで票を集めたのは、集英社「少年ジャンプ」連載作品が強く、1位は「ONE PIECE」、2位は「スラムダンク」。人気タイトルがそのまま票に反映される形となりましたが、どちらの作品も名台詞が多いのが特徴で、回答者は、「ポジティブな主人公に励まされる」「頑張りを見て自分のやる気を引き出す」とコメントしています。
調査実施先:(株)サンセットコーポレイション