電通消費実感調査(2008年6月度) |
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調査結果の概要
(株)電通は「電通消費実感調査(2008年6月度)を発表した。その結果を見ると、景気の見通しは「良くなる」と考えている人が6.2%と、半年前の2007年12月(以降、半年前と称する)より6.4ポイント低下。一方、「悪くなる」は18.5ポイント増加しており、今後の景気見通しは引き続き前回調査と同様後退している。18歳から59歳の人を対象に雇用不安について尋ねると、現状で雇用不安を感じている人は43.0%と、半年前より3.0ポイント増え、「感じていない」も4.4ポイント減っている。世帯収入の見通しは「増える」が18.8%と、半年前より5.8ポイント減少し、「減る」は29.7%と、約10ポイント増加している事から、見通しは後退し、悲観的な見通しの様子。今後1年位を考えた時の自分の暮らし向き予想について、「良くなる」が半年前の14.9%から15.3%と微増したが、「悪くなる」も23.8%から35.0%と3割台に移っており、暮らし向き予想は後退している。1年前と比べた支出の引き締めは「引き締めていない」が半年前の25.7%から24.8%へと減少、「引き締めている」は32.6%から34.2%へと1.6ポイント増えている。サマータイムについて「導入すべき」28.6%と「導入すべきではない」28.2%、「どちらとも言えない」33.4%が各々3割程度で拮抗しており、男女別で見ても大きな差はない。サマータイム導入後の夕方・夜の過ごし方では「家族と話したり、テレビを見る時間」35.1%が圧倒的に多く、これに「家事、家庭の用事」17.5%、「街の散策、散歩など」16.4%などが続いている。また、一緒の時間を増やしたい人では「同居している家族」53.7%を挙げた人が半数を超え、以下「友人・知人(会社の同僚以外)」18.7%、「ひとりで過ごす」16.6%という順になった。