交通機関のマナー実態調査

調査結果の概要

(株)マクロミルは、１都３県在住の15歳～59歳の男女を対象に、交通機関のマナー実態調査を実施した。まず、月に１回以上交通機関を利用するという人に、電車・バス・地下鉄などの乗車中、何をしているか尋ねたところ、「寝る」50.8％、「考え事をする」49.9％、「携帯電話でメール」47.1％などが上位に挙げられ、男女別に見ると、男性の上位３位が「寝る」47.6％、「考え事をする」45.0％、「本を読む」44.2％に対し、女性では「携帯電話でメールをする」が57.9％で最も多く、次いで「考え事をする」54.8％、「寝る」53.9％となった。交通機関で他人の行為を不快に感じる頻度は「毎日のように感じる」16.3％、「週に２～３回くらい」20.0％、「週に１回くらい」22.0％と、合計で「週に１回以上」他人の行為を不快だと感じる人は58.4％となり、男女別に見ると、男性の方が交通機関を利用する事が多いため、「週に１回以上」不快に感じる割合は66.2％と女性の50.4％より高い割合となっている。不快に感じる行為は、「ヘッドフォンから音が漏れている」が22.5％と最多。以下「携帯電話で通話している」22.2％、「降りる人や乗る人がいるのに、ドア付近から動かない」19.4％となり、男女別に見ると、男性では「携帯電話で通話している」24.9％、女性では「ヘッドフォンから音が漏れている」22.7％が各々最も多かった。交通機関への乗車中に自分でした事のある行為は、「携帯電話でメールやゲーム」67.1％が１位。これに「何かを食べたり飲んだりする」30.7％、「駆け込み乗車をする」28.5％が続き、男女別に見ると、「何かを食べたり飲んだりする」で女性が34.6％と男性（26.8％）より高く、また、「化粧をする」11.0％は１割となっている。交通機関で、夏だからこそ不快に感じる事について尋ねると、１位は「他人の体臭」62.1％、次いで「他人の汗」56.6％、「肌や体の接触」51.6％の順で、男女別に見ると、上位５位までは男女とも同じだが、全体的に女性の方が不快に感じる割合が高く、同じ行為でも不快に感じる人が多い様子である。

調査結果