生活意識に関するアンケート調査（第32回）

調査結果の概要

日本銀行が全国の満20歳以上の男女を対象に「生活意識に関するアンケート調査（第32回）」を実施した。その結果を９月の前回（第31回）調査の数値と比較した。１年前と比べた現在の景況感については「良くなった」が減少し、「悪くなった」が10ポイント以上増加。また、現在と比べた１年後の景況感も「良くなる」が減少し、「悪くなる」が約17ポイント増加したことから、景況感は前回調査よりだいぶ悪化した。金利水準についての見方では「金利水準が低すぎる」との回答はほぼ前回調査並みとなった。現在の暮らし向き（１年前対比）は「ゆとりが出てきた」が僅かに減少し、「ゆとりがなくなってきた」が4.2ポイント増えたことから、前回調査より悪化した。１年前と比べた収入の増減では、「増えた」が僅かに減少したものの、「減った」は変わらなかった。また、支出の増減については、「増えた」「減った」とも僅かに増加した。１年後を見た勤労者の勤め先での雇用・処遇についての不安は「あまり感じない」が0.9ポイント増え、「かなり感じる」「少し感じる」はほぼ前回調査並みとなった。日本銀行に対する関心や認知度等について尋ねると、「日本銀行の活動に日頃から関心がある」については前回調査の25.8％から23.7％へと僅かに減少し、「日本銀行は私たちの生活に関係がある」との回答はほぼ前回調査並みの70.9％だった。また、「日本銀行を信頼している」との回答は前回調査より0.8ポイント増え、「信頼していない」との回答が0.2ポイント微増したものの、前々回調査（６月）から連続して「日本銀行を信頼している」との割合は上がっており、信頼度が増している結果となった。

調査結果