電通消費実感調査(2007年10月) |
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調査結果の概要
(株)電通は「電通消費実感調査(2007年10月度)」を発表した。その結果を見ると、景気の見通しは「良くなる」と考えている人が18.4%と、半年前の2007年4月(以降、半年前と称する)より14.9ポイント低下、一方、「悪くなる」は13.5ポイント増加しており、今後の景気見通しはかなり後退している。18歳から59歳の人を対象に、現状で雇用不安を感じている人は43.8%と、半年前より0.5ポイント減少。世帯収入の見通しは「増える」が19.5%と、半年前より11.1ポイント減少。しかし、「減る」も17.6%と、0.5ポイント減少している。今後1年位を考えた時の自分の暮らし向き予想について、「良くなる」が半年前の25.8%から15.6%と大きく減少。「悪くなる」も18.9%から24.1%へと増加しており、暮らし向き予想はかなり後退している。1年前と比べた支出の引き締めは「引き締めていない」が半年前の34.5%から29.4%へと減少。「引き締めている」が31.5%から29.7%へと僅かに減っている。日常の消費行動に目を向けると、食費について「費用は惜しまない」という積極派は39.3%と、半年前(40.2%)より0.9ポイント減少している。ファッションに対する支出意欲を見ると「お金は惜しまない」積極派は24.4%と、半年前の24.1%から0.3ポイント増えているが、「支出を抑える」抑制派も47.3%から49.1%へと増加している。レジャーへの支出意欲は、積極派は47.0%から40.8%へと6.2ポイント減少し、抑制派も26.6%から31.1%へと増え、支出意欲は低下している。