第一生命経済研究所「子育てや学校教育に関するアンケート調査」

  • 調査期間
  • 2006/12
  • 調査対象
  • 全国の小学生の子を持つ保護者 612人
  • 調査方法
  • 質問紙郵送調査法

調査結果の概要

全国に居住する小学生の子を持つ親を対象に、標記についてアンケート調査を実施した。その結果によると、小学生の放課後は「友達と遊ぶ事が多い」75.2%との回答が、一方、休日は「親や兄弟、祖父母など家族と過ごすことが多い」75.5%との回答が最も多かった。放課後、「習い事」に43.1%、「学習塾」に30.7%の小学生が通っている。習い事で一番多いのは、男子が「水泳」34.0%、女子は「楽器・音楽」39.6%だった。親が抱いている子供をめぐる生活環境への不安で1位となったのは「子供が安心して遊ぶ場所が少ない」84.3%。子供に対するかかわり方では9割以上の親が「授業参観等の学校行事への参加」や「子供の友達の把握」に積極的であった。子供に能力や態度を見につけて欲しい場について、学校教育では「国語、算数、理科、社会の教科の基礎学力」94.8%や「周りの人との関係を上手く作る事」87.2%を、家庭教育などの学校以外では「読書を楽しむ事」68.5%や「英語力」52.8%を期待している。学校教育に対して満足度が高いものは「基礎学力を身につけるための学習指導」と「周りの人との関係を上手く作る力を養うための指導」の2つにおよそ8割の親が満足している。

調査結果

放課後と休日の過ごし方(単位:%)
放課後休日
友達と遊ぶ事が多い75.232.5
習い事(音楽、水泳など)に通う事が多い43.115.5
学習塾(英語、そろばんを含む)に通う事が多い30.75.1
親や兄弟、祖父母など家族と過ごす事が多い26.575.5
クラブ活動に参加することが多い9.28.3
小学生の習い事(単位:%)
男 子女 子
1水泳34.0楽器・音楽39.6
2学習塾24.9水泳28.2
3サッカー15.5学習塾24.4
4英語14.5習字21.4
5野球13.8英語18.8
※「習い事をしていない」と回答した男子は10.8%、女子は7.1%。
子供をめぐる生活環境への不安感(「そう思う」+「どちらかと言えばそう思う」の多かった項目)
子供に対するかかわり方(「当てはまる」+「どちらかと言えば当てはまる」の多かった項目
子供に能力や態度を見につけて欲しい場(単位:%)
学校家庭教育など
学校以外
国語、算数、理科、社会の教科の基礎学力94.83.7
周りの人との関係を上手く作る事87.211.1
運動能力69.129.4
美術や音楽などの芸術を楽しむ事48.150.5
コンピュータを活用する事46.252
英語力45.952.8
読書を楽しむ事3068.5
※「主に学校/家庭教育などの学校以外」と「どちらかと言えば学校/家庭教育などの学校以外」の数値を合計した割合。
学校教育に対する満足度(「とても満足している」+「まあ満足している」の多かった項目
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/news/news0704.pdf
調査実施先:(株)第一生命経済研究所