学生服に関する意識調査

調査対象 高校生の子供を持つ母親1,000人(子供を持つ⺟親1,000人と高校生の子供1,000人) 調査実施先 株式会社トンボ
調査方法 インターネット調査 調査期間 2017/01/30~2017/02/02

調査結果の概要

明治9年に創業し、学校の制服や体育着を中心とした衣料品の製造販売を行ってきた株式会社トンボは、学生服ブランドが行う活動の一環として、高校生の子供を持つ母親を対象に、親世代・子供世代の制服に関する意識の違いを探る「学生服に関する意識調査」を実施しました。今回は、親世代と子供世代の「制服に関する意識」をより深く紐解くべく、“着用している制服のタイプ”や“制服に対するイメージ”“制服の満足度”“制服が及ぼす影響”など、さまざまな角度から、制服に関する親世代、子供世代の意識を調査してまとめました。その結果を見ると・・・着用している(していた)制服の種類を親子で比較すると、「ブレザー」が<親世代(母親)>で65.5%、一方、<子供世代の公立高校女子>で80.2%と、<親世代(母親)>と比較するとブレザーの比率が大きく増加(14.7%増)し、「セーラー服」が減少(14.6%減少)するなど、時代の変化を感じさせる結果となりました。また、男子では、<公立高校>での「学ラン」着用が半数近く(47.9%)に上りましたが、<私立高校>では「ブレザー」着用が6割(60.2%)を超える結果となりました。<親世代>と<子供世代(女子)>で、着用している制服タイプ別の満足度を比べてみると、<親世代>では「ブレザー服」よりも「セーラー服」への満足度が高く、『気に入っていた』が6割近く(59.0%)にのぼりました。一方で、<子供世代(女子)>では、「セーラー服」の満足度が、55.0%であったのに対し、「ブレザー服」への満足度は7割(71.0%)を超えており、<親世代>は「ブレザー服よりセーラー服の制服に満足」し、<子供世代(女子)>は「セーラ服より、ブレザー服に満足」している事がわかりました。制服に対するイメージとして<親世代>が選んだのは、「清楚」が2位を大きく切り離して1位となりました。次いで2位に「朝の準備が楽」、3位に「青春」がランクインしました。<子供世代(高校生)>が選んだ制服に対するイメージでは、「可愛い」が1位となり、僅差で2位に「統一感」、3位に「朝の準備が楽」がランクインしました。「朝の準備が楽」は、親子ともに3位内にランクインしており、「制服」の利便性に対するイメージが両世代共通である事がわかりました。着用している(していた)制服のお気に入り度を比較すると、<親世代>では『気に入っていた』は41.8%でした。<子供世代(全体)>では、『気に入っている』は63.5%という結果となり、<子供世代(全体)>の方が制服に満足している結果となりました。学校種類別でみると、<私立高校(女子)>は『気に入っている』の割合は75.7%と全体平均の63.5%よりも12.2ポイントも高い結果となりました。高校進学時における制服の影響について、<親世代>は『影響した』が13.0%、<子供世代(男子高校生)>では6.4%と、進路への大きな影響は見られませんでしたが、<子供世代(女子高校生)>では28.7%と、<親世代>の2倍以上の影響が見られました。

調査結果

あなたが着用している(していた)制服の種類を教えてください。(単位:%)
着用している制服タイプ別の満足度
<親世代>(n=1,000)(単位:%)
<子供世代(女子)>(n=516)(単位:%)
親世代(母親)が選んだ制服に対するイメージ(5項目抜粋)(単位:件)
子供世代(高校生)が選んだ制服に対するイメージ(5項目抜粋)(単位:件)
世代別・子供世代の学校別着用していた(いる)制服のお気に入り度(単位:%)
高校進学の際の、制服の影響度(単位:%)