10歳キラキラ白書【2017年版】(1) |
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調査結果の概要
10歳は女の子にとって、からだが変化し始める時期であり、「環境面」や「心理面」でも大きな変化を迎える時期です。さまざま情報が取り巻く中で、親世代との意識のギャップなども出てくる状況をふまえ、株式会社ワコールでは、子ども達とその親世代に対しても正しい情報を届けていくことが重要ととらえ、10歳の女の子達を見つめ、輝やかしい未来につながる大切な事を伝える「10歳の未来プロジェクト」としての活動を行っています。今回は、その一環で、等身大の“10歳”を知り、理解を深めていくこと、また親と娘が話すきっかけづくりの提案を目的に意識調査を実施し、その結果を『10歳キラキラ白書』としてまとめました。はじめに、カラダの発育状況を確認し、特にバスト、ブラジャーに関するコミュニケーションを調査したところ、10歳では所有率が約40%ですが、11歳になると約60%に増加します。ブラジャーの所有率には、親の関心度の違いなども反映されている可能性もありますが、10歳~11歳の時期に半数以上がカラダの変化とともに大人への成長を意識すると考えられます。ブラジャーやバストのことに関して相談した相手を尋ねてみると、11~14歳(10歳もですが)の女子の半分以上が「お母さん」52.5%を挙げています。やはり最も身近な存在である母親に相談する人は多いようです。2位は「友達」40.4%が挙がっており、意外にも友達同士との情報交換は盛んに行われているのかもしれません。一方で、誰にも「相談したことがない」と答えた女子は約30%という結果に。自分の口からカラダのことを話すのは、非常に勇気のいることであることが伺えます。ブラジャーの購入状況を見ると、「親と一緒に」78.6%買う女子が約8割近くにのぼりました。心理面の発育状況、特に恋愛や異性に対する意識について調査しました。今、恋してる?と尋ねました。すると、10歳(74%)、11~14歳(71%)ともに約70%以上が恋愛中です。こちらは年齢による変化は見られませんでした。お化粧については「いつもする」4%と「時々する」40%を合わせ、10歳の女子の4半数近くがお化粧をしていることがわかりました。理想の彼氏を尋ねてみると、「優しい」がダントツの1位に!「カッコイイ」の倍以上の差をつけました。((2)に続く)