小学生に聞きました!小林製薬「小学生のトイレ実態調査2016」 結果発表!

調査対象 全国の小学生がいる母親(25-49歳)と一緒に答えてもらう子ども(1年生~6年生 男女) 計618組 調査実施先 小林製薬株式会社
調査方法 インターネット調査 調査期間 2016/07

調査結果の概要

小林製薬株式会社では、「小学生のトイレ実態」に関するWEBアンケートを実施し、今年度の調査結果をまとめました(2010年より5回目)。本調査によると、洋式トイレの多い小学校は年々増えていますが、依然として『和式トイレが多い(「全て和式」10%+「和式が多い」43%)』小学校が半数以上(53%)を占めていることが明らかになりました。このような中、約6割(60%)の子どもたちが学校でうんちをすることに抵抗を感じており、特に和式トイレの多い小学校の子どもたちでその傾向が強いようです。その理由を尋ねたところ、2つの要因があり、1つ目は「恥ずかしい」「落ち着かない」「からかわれそう」といった“周囲の目”。2つ目は「トイレが汚い」「和式トイレが苦手」「トイレがくさい」といった“トイレ環境”です。特に和式トイレの多い学校では和式トイレ特有の“トイレ環境”が学校のトイレでうんちをすることに対する大きな抵抗感を生み出しているようです。また、男女でも大きな違いが見られ、うんちをすることによって「からかわれそう」と感じるのは、女の子(23%)よりも男の子(43%)の方が多いことがわかりました。男子トイレ特有の小便器と個室が共存する構造により、「個室に出入りすることによって、うんちをしているのが周囲に知られ、からかわれてしまう」と感じている男の子の気持ちがうかがえます。このようなことから、学校でうんちを「しない」と回答した子は約3割(31%)に上りました。中でも、男の子の約4割(39%)が「うんちをしない」と回答しており、「からかわれそう」という気持ちが、うんちの我慢につながっているものと考えられます。(尚、「学校でうんちをする」と答えた子どもたちは、“遠くにある人気の少ないトイレ”を使うという小学生が約1割おり、具体的には「他学年の教室のそばのトイレ」が最も多く使われていることがわかりました。このように“周囲の目”や“トイレ環境”によって、小学校ではうんちをしない子どもや、自分の教室から遠い人気の少ないトイレを使う子どもが存在しているという問題が明らかとなりました。こういったことから、洋式トイレの増加を望む小学生は、約6割にも上ります。子どもたちの健やかな成長を考えると、正しい排便意識の啓発とともに、早急なトイレ環境の改善が求められます。)

調査結果

小学校のトイレ形態(単位:%)
小学校でのうんちへの抵抗感
<小学校でうんちをすることに『抵抗を感じる(「抵抗を感じる+「やや抵抗を感じる」)』割合>(単位:%)
学校でうんちをしたくない理由
<和式が多い学校>(複数回答、n=205、上位7項目)(単位:%)
学校でうんちをしたくない理由
<洋式が多い学校>(複数回答、n=94、上位7項目)(単位:%)
小学校でうんちをすると「からかわれそう」と感じる割合(単位:%)
小学校でうんちを「しない」と答えた割合(単位:%)