2016年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

調査対象 2016年4月に小学校に入学する子ども4,000名(男女各2,000名)とその親4,000名 調査実施先 株式会社クラレ
調査方法 郵送法(自記式アンケートを配布・回収) 調査期間 2015/夏ごろ~2015/年末

調査結果の概要

ランドセル素材などに幅広く使用される人工皮革<クラリーノ>を製造・販売する化学メーカーの株式会社クラレは、この春小学校に入学する子どもとその親にアンケートを行い、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査しました。子どもたちが将来就きたい職業の1位は、男の子は当調査開始以来18年連続で「スポーツ選手」24.2%(内訳を見ると、「サッカー」58.8%と「野球」21.3%で大半を占めています)、女の子は18年連続で「ケーキ屋・パン屋」32.6%となりました。上位の職業を見ると、男の子は、7年連続で割合が増加し、過去最高となった「警察官」12.5%や安定した人気の「消防・レスキュー隊」6.1%など“守る・助ける系”、女の子は昨年に続き2位の「芸能人・歌手・モデル」32.6%や女児向けのファッションブランドや雑誌が注目され、子どものうちからオシャレに触れる環境が広がっているためでしょうか、「デザイナー」2.4%など“カワイイ系”への注目が高まっているようです。親が就かせたい職業の1位は、いつの時代も男の子に安定した将来を願う親の気持ちに変わりはないようで、男の子が「公務員」18.1%、女の子が「看護師」15.0%と毎年定番の職業が上位に挙げられました。男の子の親では、子どもにも人気の「警察官」6.2%や「運転士・運転手」3.6%が過去最高の順位になり、女の子の親は「薬剤師」7.7%や「医師」6.2%、「保育士」5.2%など“資格系・医療系”の職業に関心があるようです。“資格”という強みを持ち、結婚や出産などのライフイベントに左右されずに働きつづけられる安定性を重視してのことでしょうか。また、10年ほど前から上位に定着している「ケーキ屋・パン屋」10.9%が2位となりました。子どもの夢を応援したいという思いに加え、大人の目にも「ケーキ屋・パン屋」は魅力的な職業に映っているのかも知れません。

調査結果

男の子の将来就きたい職業(単数回答、n=2,000、10項目抜粋)(単位:%)
男の子の親の将来就かせたい職業(単数回答、n=2,000、10項目抜粋)(単位:%)
女の子の将来就きたい職業(単数回答、n=2,000、10項目抜粋)(単位:%)
女の子の親の将来就かせたい職業(単数回答、n=2,000、10項目抜粋)(単位:%)