10歳キラキラ白書【2016年版】（１）

調査結果の概要

10歳は女の子にとって、身体が変化し始める時期であり、「環境面」や「心理面」でも大きな変化を迎える時期です。様々情報が取り巻く中で、親世代との意識のギャップ等も出てくる状況をふまえ、株式会社ワコールでは、子ども達とその親世代に対しても正しい情報を届けていくことが重要ととらえ、10歳の女の子達を見つめ、輝やかしい未来につながる大切な事を伝える「10歳の未来」プロジェクトとしての活動を行っています。今回は、その一環で、等身大の“10歳”を知り、理解を深めていくこと、又、親と娘が話すきっかけづくりの提案を目的に、WEBサイト上で意識調査を実施しました。まず、カラダの発育状況を確認し、特にバスト、ブラジャーに関する調査をしたところ、10歳ではブラジャーの所有率が42.7％ですが、11歳になると55.9％に増加します。ブラジャーやバストのこと等カラダに関して相談したことがある相手を聞くと、11～14歳（10歳もですが）で半分以上の人が「お母さん」52.3％を挙げており、やはり最も身近な存在である母親に相談する人は多いようです。一方、誰にも「相談したことがない」と答えた人は29.6％と、自分の口からカラダのことを話すのは非常に勇気のいることが伺えます。ブラジャーの購入状況としては、「親と一緒」77.3％に買う人が8割近くにのぼりました。心理面の発育状況、特に恋愛や異性に対する意識について調査しました。今、恋しているか尋ねました。すると、10歳（69％）、11～14歳（68％）ともに約70％が恋愛中で、年齢による変化は見られませんでした。化粧について聞くと、「いつもする」1％と「時々する」43％を含め、10歳の半数近く（44％）が化粧をしていることがわかりました。理想の彼氏を聞いたところ、「優しい」（150人）が「カッコイイ」（67人）の倍以上の差をつけて1位となりました。（（2）に続く）

調査結果