日本酒の女性市場拡大等に関するアンケート調査 |
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調査結果の概要
昭和女子大学では日本酒市場の拡大や発展に貢献することを目的に、昭和女子大学の学生を対象に「日本酒の女性市場拡大等に関するアンケート調査」を実施しました。その結果、成人の女子大生で今までに日本酒を飲んだことがある人は71.9%と、日本酒の飲酒経験者は高いことがうかがえました。日本酒の好き嫌いについては、「好き」18.8%、「どちらともいえない」46.6%、「嫌い」31.3%と若い女性の日本酒への好みはまだ定着していないことがわかりました。好きなアルコール飲料を尋ねました。「果実酒」59.4%、「チューハイ」41.5%、「ビール」22.0%が上位3位でした。日本酒が「嫌い」「どちらともいえない」と回答した人にその理由を聞くと、「味が嫌い」52.0%、「匂いが嫌い」35.2%、「アルコール度数が高い」30.7%が上位に挙げられました。どのような味や香りの日本酒が好きか尋ねると、「軽快でさらりとしたもの」47.0%が最も多く、次いで「甘口・やや甘口」18.8%や「香りの高いもの」10.5%が多い結果でした。女子大生は、日本酒が「好き」な人でも「嫌い」な人でも「さっぱり」系や「甘い」系を好む傾向があるようです。また、「好き」な人と「嫌い」な人で大きく差が見られ、「嫌い」な人は、「軽快でさらりとしたもの」41.8%、「甘口・やや甘口」13.3%と回答した人が多いのに対し、「好き」な人は上記2項目だけでなく、「香り高いもの」28.8%、「辛口・やや辛口」16.9%、「濃醇でコクがあるもの」13.6%等も好んでおり、好みに「多様性」がありました。女性や若者が日本酒をもっと飲むようになるために必要なことを尋ねました。「料理の味にあった日本酒を教えてもらう」52.4%と答えた人が最も多く、これに「日本酒のイベントや女子会」43.4%、「インターネットやSNSでの情報」22.9%が続きました。