第6回 新入社員のグローバル意識調査(1) |
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調査結果の概要
学校法人産業能率大学は、今年4月に新卒採用された18歳から26歳までの新入社員を対象に、「新入社員のグローバル意識調査」を実施しました。はじめに、2015年入社の新入社員に留学経験の有無を尋ねたところ、84.4%が「ない」と回答しました。男女別に見ると、留学経験「あり」の割合は女性が男性を6.2ポイント上回る結果となりました。留学期間については、「半年未満」が最多の57.7%、次いで「半年~1年未満」が26.9%となっています。英語をどの程度習得しているかを尋ねたところ、およそ半数が「英語は全くできない」と回答しました。また、最終学歴までの学校における英語教育で、[聞く/話す/読む/書く]4つの技能それぞれの能力向上について、四択で尋ねたところ、“役に立った"(とても役に立った+どちらかと言えば役に立った)とする回答が過半数となったのは、「読む」と「書く」で、「聞く」、「話す」については過半数が“役に立たなかった"(全く役に立たなかった+どちらかと言えば役に立たなかった)と回答しています。特に「話す」技能については、“役に立った"とする割合が4技能中最も低い35.8%にとどまりました。語学の学習状況・意欲について五択で尋ねた結果、「学習したいとは思わない」を除く、7割程度の新入社員は語学をすでに学習していたり、これから学習したいとする意向があるようです。また学んでいる語学については、英語が最も多く87.5%、次いで韓国語(13.5%)、中国語(12.5%)となりました。語学を学んでいる(学びたい)理由についてすでに勉強している人の学習理由のトップは、「海外旅行やプライベートで必要だから」44.2%でした。((2)に続く)