小中学生のお手伝いに関する調査 |
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調査結果の概要
このたび、日本生活協同組合連合会は、長子が小中学生の20代~50代の女性に対し、「小中学生のお手伝いに関する調査」を実施しました。まず、子どもが“自発的に”お手伝いをする頻度を聞いたところ、半数の子どもが、週に1日は自発的にお手伝いをしていることが明らかになりました。子どもが自発的にお手伝いをするようになるためには、どのようなことが大事だと考えているか聞いたところ、「お手伝いをしたら“ありがとう”と言う」が8割(80.4%)でダントツとなりました。続いて、子どもが日頃手伝っていることを聞いたところ、最多回答は「食後の食器下げ」(65.1%)、次いで、「食事の準備」(37.0%)、「弟・妹の世話」(29.0%)となりました。今よりもっと手伝ってほしいこととして、上位2項目は、日頃手伝っていることと同じく「食後の食器下げ」(31.7%)、「食事の準備」(28.7%)が挙げられ、それらに次いで、「お風呂掃除」(23.9%)となりました。子どもがお手伝いをしたときに、そのお手伝いに対しておこづかいをあげているか聞いたところ、あげている割合は19.1%で、5人に1人があげていると回答しました。また、1回のお手伝いであげている金額の平均額は、114円でした。料理の際、子どもがお手伝いしていることについて、最も多かったのは「食材を切る」(40.0%)となり、次いで、「野菜の皮をむく」(32.5%)、「米を炊く」、「食材を混ぜる」(ともに26.1%)が続きました。子どもと一緒に作りたいメニューを聞いたところ、1位は「カレー」(48.7%)、2位は「ハンバーグ」(35.2%)、3位は「餃子」(34.7%)となりました。最後に、お手伝いを通じて身につけてほしいと思うことを聞いたところ、「助け合いの気持ち」(69.1%)が最多となり、次いで、「家族への想いやり」(56.9%)が続きました。お手伝いをしたときにおこづかいをあげているかどうかで分けてみると、おこづかいをあげている層では、「金銭感覚」の割合が3割強(32.5%)となり、あげていない方よりも19.2ポイント高くなりました。