生活意識に関するアンケート調査（第61回）

調査結果の概要

日本銀行は、全国の満20歳以上の個人を対象に「生活意識に関するアンケート調査（第61回）」を実施した。その結果を2014年12月の前回（第60回）調査の数値と比較した。1年前と比べた現在の景況感については、「良くなった」との回答が1.1ポイント増加し、「悪くなった」との回答が7.2ポイント減少したことから、景況感Ｄ.Ｉ.は改善した。先行き（1年後）については、「良くなる」との回答が3.9ポイント増加し、「悪くなる」との回答が10.7ポイント減少したことから、景況感Ｄ.Ｉ.は改善した。金利水準についての見方は、「金利が低すぎる」との回答が1.6ポイント増加し、「金利が高すぎる」との回答が1.3ポイント減少したことから、金利水準Ｄ.Ｉ.はマイナス幅を拡大した。現在の暮らし向き（1年前対比）については、「ゆとりがなくなってきた」との回答が3.6ポイント減少したことから、暮らし向きＤ.Ｉ.は改善した。1年前と比べた収入の増減については、「増えた」との回答が増加し、「減った」との回答が減少したことから、現在の収入Ｄ.Ｉ.はマイナス幅を縮小した。一方、支出の増減については、「増えた」との回答が減少し、「減った」との回答が増加したことから、現在の支出Ｄ.Ｉ.はプラス幅を縮小した。1年後を見た勤労者の勤め先での雇用・処遇の不安については、「かなり感じる」との回答が増加したことから、雇用環境Ｄ.Ｉ.は悪化した。1年前と比べた現在の物価に対する実感は、『上がった（「かなり上がった」と「少し上がった」の合計）』との回答が増加した。現在と比べた1年後の物価については、『上がる（「かなり上がる」と「少し上がる」の合計）』との回答が増加した。

調査結果