「癒し」という言葉から連想する漢字1文字アンケート

  • 調査期間
  • 2006/08
  • 調査対象
  • 全国の20代~40代の男女(D STYLE WEBアンケートパネル)1,500人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

最近、「癒し」を特集した雑誌やテレビ番組をしばしば目にする。「癒し」とは何だろうか?このたび(株)マーシュが全国の20代から40代の男女1,500人を対象に、「癒し」という言葉から連想する漢字1文字アンケートを実施した。結果は以下の通りとなった。

調査結果

「癒し」から連想する言葉
〈男性〉 (単位:人)
139
229
328
28
526
26
26
825
25
25
-その他473
〈女性〉 (単位:人)
140
238
329
428
28
28
27
826
925
25
-その他456
男性の1位は「楽」。理由は「気が楽になるから」「楽しい気分になるから」などで、おなじ「楽」という文字でも「らく」と「たのしい」の2通りの意味に別れた。その割合は「らく」の2に対して、「たのしい」は1。次いで2位は「休」、3位は「静」と「心」が同じ順位で、男性の場合、「心情」を表した文字が上位を占めた。
女性の1位は「音」。理由は「落ち込んでいても好きな曲を聴くと元気が出る」など大半の理由が「音=音楽(MUSIC)」を指している。しかし、「波、風」といった自然の音や「風鈴」など季節を感じさせる音を理由とした回答も見られた。2位は「香」、3位は「犬」が続き、女性の場合、「癒してくれるもの」が上位を占めている。
一言で「癒し」といっても、それを表す言葉は千差万別。女性は癒してくれる「もの」を具体的に挙げているのに対して、男性は癒されている時の「心情」を挙げる傾向が強く見られた。個々によって、「癒されるもの」や「癒されている時の心情」はさまざまであり、多様な形態での癒しが求められているようである。こうした傾向からも「癒しブーム」は今後も続きそうだ。
調査実施先:(株)マーシュ